これもデッキの教則本で説明されていることの中で間違いに近いことですが、
デッキの束石を羽子板金物つきの束石を使うように指導されていることです。
羽子板金物を使う理由は、これを使えばデッキは動かないからと言うことと、
台風でデッキが飛ばないようにと言う配慮からです。
しかし、実際には3畳ぐらいのデッキであっても、本格的なデッキであれば、
レッドシダーであれば120kg前後で、これがハードウッドであれば、200kgを超えますから、
簡単に移動することも、台風で飛んでいくと言うこともありません。
羽子板金物を使うデメリットは設置精度が要求されることです。
(位置がぴったり合わないので無理に束を固定してデッキをひずませることになります)
また、地面が下がった時に床下構造をひっぱって大引きを曲げてしまうことになり、
さらに重くて作業性が悪く、値段も高いと言うところです。
羽子板金物を使わねばならないデッキは奥行が1m以下で、
安定が悪い場合や斜面地でデッキが移動する可能性がある場合で
(斜面地の場合は基礎も本格的な物が必要で、一般の方には無理があります)、
これら以外の場合は単に上がフラットな束石の方が好ましいと言えます。
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