木・うんちく

木材と人間の関わりを考えて思うままに・・・

233.ウッドデッキを改修する

2020-04-22 08:58:38 | ウッドデッキ
ウリンのデッキです。

新設ではありません。

ここにはもともと別のデッキがありました。
構造は金属です。
でも木部は耐久性のない木材で作られています。
一般的に、工務店さんや大工さん、さらに設計事務所さんでも
屋外用木材のことについてはご存じない方が多く
(ビフォーアフターの番組でもとんでもない材種でデッキを作られたりしています)、
結果的に木部は腐朽してしまいました。

本来は、ここで、「材種の選定が間違えていた」と思わないといけないのですが、
たいていの場合、「だから木材は使うのはダメだ。次は人工木材にしよう。」
と言うことになり、ウリンの方が人工木材よりも耐久性があると言うことをしらないまま、
一生を終えられる方が多いのですが、今回はラッキーなことが二つありました。

一つ目のラッキーなことは構造が金属であったことです。
これであれば簡単に木部だけをやり直すことができます。

二つ目は、お客様がウリンの耐久性が抜群であることを理解されて、
ウリンへの交換を希望されたことです。

かくて、これが最初の状況

使っていたのは杉の足場板でした・・・屋外に使える木材ではありませんが、意外と使われる工務店さんが多いです。


木部の手摺は足元が腐っていて危険な状況でした

床板を外した時の金属構造材の状況

これが元の状況です。


金属部分も再塗装して綺麗にし直しました。

それを貼り替えるとこのようになります。

金属手摺も一部に木材を使っておしゃれに変身。

木部の柱は弊社の特許のハイテンションジョイントで強固に床板と緊結されています。

詳しくは担当者ブログをご覧下さい。
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