ボーイスカウトのリーダーをしていた時、
毎年、隊員と大阪府のヨット訓練施設で合宿をしていました。
それはそれで彼らは楽しいのでしょうが、ヨットをもっと簡単に楽しめないか。
特に子供でも誰でもが乗ってすぐに操縦できるようなヨットはできないかと考えていました。
それで考えたのがこれです。
ヨットの難しさは(楽しさでもありますが)、
風を読んで最適な角度にセールを位置することと、
風でヨットが傾斜するのを体重移動で垂直近くに戻すことです。
この難しさを解決するために、セールを最適な角度に自動的になるように、
自転車の荷造り用ゴムバンドで自動調整装置を作り、
ヨットが傾斜するのは、風力の半分は前進するのに使い、
残りの半分の力で傾斜を復元するようにしました。
その分スピードは遅くなりますが、初心者が遊ぶには充分。
商売がら木材で作る方が作りやすいので、
木と発泡スチロール(グラスファイバー)の混合体です。
セールは自動調整されるので、操舵者は普通のヨットとは反対にセールの前に座っています。
実際に乗ってみるとすべては理論どうり、
予定外だったのは、風力の半分を傾斜を復元するように考えたのですが、
復元力が強すぎて、船体の後ろを持ち上げ、スピードが出ると。
船首が潜水艦のように水に潜り込んでいきます。
試作型としてはまあまあ、また改良型を作ったらお見せします。
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