■室内にプリントの材料を使うのには驚いたようだが、
フローリングについてはやはり自然の木は違うからね、
これは塩ビではないよ。
これは本物のオーク材を0.2mmにスライスした単板を貼っているものを使っているんだ。
💛おいお前ら正気か、0.2mmの厚みだと・・・。
そんなもの、すり減ってしまったらどうするんだ。
ムクのフローリングをなぜ使わない。
■無垢のフローリングは使う場合もあるが、
それはよほど高級な家なんだ。
一般的な住宅はこの合板のフローリングなんだよ。
それに無垢のフローリングなんか使ったら、
欠けがあるとか柄が違うとか、もっとクレームになるじゃないか。
💛いくら安物の家と言ったって、
こんな合板の上に単板を貼っているようなフローリングだったら10年もしたら使えないじゃないか。
■いいかい。日本のハウスメーカーがもっとも気にしているのは引き渡し時にクレームのないことなんだ。
だから引渡し時に完璧なものを要求するんだ。
それから10年後にどうなるはかは、ハウスメーカーの関知するところではないんだよ。
💛住宅で完璧なものを要求するってこと自体に無理があるぞ。
しかし、日本のお客と言うのはそんな細かいところまで完璧を要求するのか。
■そりゃあ3000万円も出して一生に一度の買い物だよ。
細かいクレームを出したくもなるだろう。
💛なにっ、こんな家が3000万円もするのか。
そんな高い家に、なぜ、こんな塩ビや合板のフローリングを使うんだ。
3000万円もするんだったらメンテナンスとしていれば4000万円でも5000万円でも売れるじゃないか。
その時に塩ビや合板のフローリングだったらサンダーをかけ直して綺麗にすることもできないじゃないか。
■ああ、分かった、それが日本とカナダの違いだな。
日本の家はどんなに高い値段の家でも30年経過したら資産価値はゼロになるんだよ。
メンテナンスしたから高い値段で売れると言うことはないんだ。
だからそんな先のことまで考える必要はないんだ。
💛それでは住宅は不動産ではないじゃないか。
■厳密に言うとそうだな。
不動産は土地になるな。土地の値打ちは下がらないが、
その上の住宅は中古になると値打ちはないからね。
カナダもそうじゃないのか。
💛カナダは土地の価値はゼロだ。
そこに、住宅が建って初めて不動産になるんだ。
若い人は中古の家を購入して、きっちりメンテナンスして、綺麗に仕上げて高い値段で売って、
また別の中古の家を購入するんだ。
建物は不動産ではないと考えているなんて、日本人はクレージーだな。
今回はカナダ側優勢。
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