消滅した前ブログで乳がんになったことを書きましたが、記録として残すために時折綴ります。
よく読まれた記事内容を中心に書きますが、記録の意味合いもあるので 内容に興味ない方は ごめんなさい。
2014年:12月
私の両親は、父は腎臓がん・胃がんを経験している。母は8年前に卵巣ガンを経験し抗がん剤まで治療したが、二人とも健在である。「がん」医療は 年々進化しているけれど、親しい知人のお身内の方が乳がんになったと知り、衝撃を受ける。それでこの頃から時々自分で胸を触ってみるようになる。ある時 異常を感じたが・・・(小さな引っかかり)気のせいかと思い 疲れていたので寝てしまった。
<2014年の夏には、マンモを受けて異常なし。私は40歳を過ぎてから人間ドッグを受け、マンモも2年に1回受けていた。>
2014年:2月 右胸に、明らかなしこりを見つける。仕事が忙しかったので発見から2週間後に乳腺外科に行く。マンモを半年前に受けていたため、私は半信半疑だった。
半年前に「異常がありませんね」 と微笑んでくれたS先生だったけれど、今回は違っていた。
S先生は半年前の画像と今回の画像、両方私に見せて 以下のような説明をされた。
「乳がん検診の間に こういった感じで発生する腫瘍は、乳がんの可能性がまず高い。中間期性という。まだ組織検査をしていないので、確定しないが、可能性はかなり高いものと思ってください。」
私は冷静に話を聞いていた。けれど 確定していないという先生の言葉に、縋りたかった。というより、そっちだと思ってた。ところが帰りがけに、看護師に「次の診察の日」は「必ず家族同伴で来てほしい」と言われる。
ここで事態のかなりの重さを認識した。私は家族が、がんの診断を受けるとき、必ず「家族同伴で」と言われ、何度も立ち会ってきたのだ・・・。この事実をどう両親に伝えようかと思うと、さすがに泣けてくる気持ち。・・・薄暗い夕暮時・・誰もいない広い待合室のソファーで一人座ってた。
あの時の風景は未だに忘れない。