心を視覚としてとらえられたら

私は雑念が多い人間だなと思っている。病気を経験して色々なことを学んだが、不安が消えることはない。

考えても仕方のない将来のこと、未来のこと・・・思い悩むというか、雑念として浮かび上がるなぁと思っていた。

色々な物で散らかった部屋・・・、モノをあるべき場所に片づけて不要なものを捨て去ることで整頓していくように、心に浮かび上がるとりとめのない思考・雑念を体系的に理論づけて、整理していけたらいいのになと思う。

心の場合、心の中で色々な雑念の置き場所を作り（それは本を読んだり友達と話したり・・・なにかのきっかけで棚が生まれたり自分で意識して作ったりする）そこにいったん預けてもまたあふれだしてしまう。部屋を片づけてもすぐ散らかる様に。散らかさないように置き場所を作り、習慣として片づける、感情的にならず冷静に処理するしか方法はない・・・。

あふれてくる雑念を、例えば身体を使うことや、他のことに集中することで忘れらるが、「浮かんでくるという」そのものをストップさせられないだろうか。それも一段上の精神修養だろうなぁ。

こういうことも考えた。

心というのは脳だから、脳の状態を視覚で、ゲームのように楽しく面白く見られないかということだ。何か身体にセンサーのようなものをつけてパソコンにつなぐ、そうすると今の心の状態　不安とかリラックスしているとか、そういう状態が時間的に遡って映像化されたら面白いのに。もっと科学的にデータとして自分の心を見られると面白いのに。

けれどこれはデジタル化されるということだろう。デジタル化というと、私は主治医の言葉をいつも思い出す。「がんというのはデジタル的思考で考えられるものではない。」もしかすると未来にロボットが小説を作ることは可能かもしれない、でも雑念が浮かばないのが人工知能=ロボットだろう。そう思うと雑念に振り回されるのも当たりまえか（笑）

 

 

 

「真夏の方程式」正攻法のガリレオ

「容疑者Xの献身」のほうが、切なさの好みにおいて　好きな作品。

でも第２弾ガリレオ「真夏の方程式」も切なかったなぁ。こちらは「家族愛」がテーマ。「正攻法」で見せた展開。

エメラルドグリーンの真夏の海、深海のカラフルな美しい魚たち・・・背景が救いだった。

物語や脚本は原作が未読なので何とも言えないが、後味が悪いなぁ。子供を使うのは、私は卑怯（笑）な正攻法だなと。ミステリとして分類されるのかどうか分からないが、卑怯な切なさは許せない気もする（笑）絶対泣けるから。

ミステリとして分類されるかどうか分からないと言うのは、個人的な感想。事件の謎を科学的な見解で湯川博士が解いているのだから、ミステリだし、「ガリレオ」そのものはミステリだと思うけど・・何か違うんだなという感じ。

さらにぶっちゃけていうと、湯川が謎を解かなかったほうが良かったのに～という感じ（笑）これを２週続けて見たので、卑怯な切なさの連作でどうなのかな？という気持ちがさらに強くなった。（笑）★★★。普通の評価

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キャストは、杏や前田吟、白竜、風吹ジュンなど実力派をそろえたのは良かった。前作の映画では、主役というより脇役っぽい湯川博士（はっきりいって主役は堤真一でした）だったが、今回は比較的活躍していた（笑）。

が・・・私は福山雅治もやはり歳を重ねたなと感じた作品だった。福山は同じ世代の男性より断然若くみえるしカッコイいい。けど、やはり顎のラインとか・・・どうしても年齢を感じる崩れ方をしている。別に崩れていないけど（笑）２０代の福山と違う。当たり前といえばそうだけど、こうバランスというのかな？も少し、自然に歳を重ねているなというような、も少し貫禄あってもいいんじゃないかなぁと思う。俳優としてなら。

アイドルアーティストっぽいポジションでなおかつ俳優もこなす、今度月９主演だからまだまだ、これまでの路線をいくんだろうけど。

 

 

 

 

ダウンタウンなう 番組タイトルだけが残念かな

金曜７時から「ダウンタウンなうSP」を見た。

進行役に坂上忍・MCにダウンタウンで、居酒屋で飲みながら、ゲストとトークを繰り広げる。たぶん、ダウンタウンじゃなかったら、見なかった番組。旬なゲストを呼び、皮肉をもった言葉でも嫌味なく相手に斬りこめて、笑いをとれるのは、松ちゃんしかいない。特にこの番組は、松本氏と浜田氏、両雄相並んでいるのがいい。３月２５日の放送は、特に浜ちゃんのコメントがとても印象に残った。この人の見方が変わった。

最初のゲストは、元力士貴闘力。野球賭博問題で相撲界を去り、今は飲食店を数店舗従業員百人以上を従えるオーナー。話題が「ギャンブル」（笑）まさに、今「旬」のネタで、野球賭博がどうやっておこなわれるのか、リアルで知っている貴闘力の「野球賭博解説」は面白かった、ギャンブル依存症だった自分を面白く淡々と笑顔で語っていたのが印象的。

このトーク終了後、浜ちゃんか、坂上忍か忘れたけれど、貴闘力のことを「素直な人」と言っていたけど、これは私もそう思った。、私も若い時ギャンブル依存症の人をリアルで知っていたけれど、案外対外的には、いい人（笑）で、まさかこの人がというような感じの人だった。ギャンブル狂は、結構開放的な性格で人当たりもよく温厚そうで、素直な人が多いのかな（笑）

次のゲストは顔面力が凄いとD・Tに言われた現役大臣・石破茂氏。まぁ政治家がこういうバラエティーに出演した時のお約束というトーク内容もあったが（個人の趣味を公表して親しみやすさアピール）、田中角栄氏の逸話は大変面白かった。田中角栄は、近年高く再評価されている。石破さんの世代までが、この魔神角栄と言われる凄さをリアルで体感できた世代だろう。それを知らない世代、おそらく３０代の国会議員さんと石破さんの間には、政治信条おける隔たりや、政治に対する考え方の影響に違いがあるかもしれない。会社でも、ゆとり社員とバブル社員から上の間には隔たりがある（笑）ように。

浜ちゃんは、「田中角栄」のファンで伝記もたくさん読んでいるとか。これはビックリ。男の人で、たまに「角栄は凄い」と言う人がいる。私も３人くらい聞いたことがある。（笑）坂本竜馬に憧れる人が一定数いるように、角栄氏に憧れる人も一定数いるのだ。その中に浜ちゃんもいた！

もう一つ浜ちゃんにビックリしたことがある。坂上忍が石破氏に「国の防衛」について、質問した。回答として、「小説や映画で起こるような事態が現実に起こっている、そこでどの法律を使ってどの自衛隊の部隊を出して、どういう防衛か出来るのか」ということをリアルに想定し備えることが仕事であると　まぁこんな意味のことを仰られた。石破さんさすがだなぁと私は思った。とにかく分かりやすい言葉だったので。

ところが浜ちゃんは、こう質問した。「東日本大震災の時、自衛隊が個人の敷地内に勝手に立ち入ることが出来なかったけれど・・・」まぁ飲みながら砕けたトークが売りの番組なので、口調は違うけれど。

ここでいきなり東日本大震災時、自衛隊の活動における法律の不備問題をとりあげた浜ちゃんには驚いた・・・政治家・大臣を前に、飲みながら急にサラッと思いつくだろうか？私は　絶対思いつかない。

石破大臣の「法律を適用して備える」という答えに対して「でも現実起こった地震では、法律のせいで機能出来なかったよね、自衛隊は」と言っているのと同じ。浜ちゃんの感性は、予測できない高さにあった（笑）これがもし台本があり、筋書きであっても、その言葉をサラリといえる演技力があるだけでも、浜ちゃんは凄いなと思う。この言葉に対して石破大臣は、あぁそういうこともあったね。超法規的措置をとったことを普通に返していたが。（民主党の政権下だったためか石破節もにごり気味）

松ちゃんのツッコミが的を得ていて面白いのは、８１歳の父も笑って見ていたから分かる。が、浜ちゃんは笑えるツッコミはしないが、素のコメントは鋭い。これを証明したのは、次のゲスト。トレンディエンジェル。

トレンディエンジエルは、M－１グランプリを受賞したとかで、今最も人気あるお笑いコンビ。私はこのトークは、あまり面白くない（トレンディエンジェルの斉藤に興味がないため、彼の個人的な悩みはどうでもいい）と思ったが、最後に浜ちゃんは、お笑いで生き残るということは、「ネタではなく人だ」と言った。ネタが面白いのは当たり前で、それだけでテレビに残るのは無理があり、それよりも　「人」つまり素のしゃべりがおもろいかどうか　で生き残り能力が決まると言っているのだ。

テレビ的な成功を目指す芸人は、浜ちゃんの言ったことをメモしておくといいだろう（笑）　浜ちゃんも松ちゃんも素のしゃべりやつっこみが、面白い。それは芸というより才能だと思う。天性のセンスがあること。残念だけど　トレンディエンジェルとは　ベクトルが違う。方向性が違う。位相が違う。それを松ちゃんも、やんわり（　この人の後輩芸人への優しいとこ）指摘してたけど。

この番組は普段絶対ダウンタウンと絡まないような人をゲストに呼ぶと面白い。あるいは「旬」なタレントや芸能人。ゲストに読んでほしい芸能人タレントをあげてみると、乙武君（参議院に出馬するつもりなら、ツッコミの禊を受けるべき）　ベッキー、川谷、宮崎元議員、白鳳がいい。サワコの朝とは、また違った意味で楽しめるトーク番組。

残念なのが、このタイトル。「ダウンタウンなう」　意味が分からないが、番組の趣旨からすると　ゲストに語らせているようで、目立つのがやはりダウンタウンの二人のコメントだから、「ダウンタウンの今」でいいのかもしれないけど。

 

 

 

乙武氏の不倫「内側の住人になってた」

乙武氏の選挙がらみで、ブログ書いたばかりなのに、さらに仰天するニュース

５人と不倫していたことを認めた乙武君・・・。（顔は草食系イケメンだけど、中身は肉食系かぁ、）

乙武という人が素の部分で（つまりメディアとは関係ない部分で）どういう生き方や思考をしているか。（それは不倫という事実をもって語ることが、正しいのかどうかわからないけど・・・）気になる。

選挙がらみでいえば、彼が議員に当選しても「国民の税金で仕事の成果をあげてくれたらいい」という考え方も出来る。政治家の品性と色好みの品性は、別なとこにあるという考え方。

ただ世間の彼に対するイメージ「正義感・誠実・清々しい・真面目・良い教育者」は、大きく変換してしまっただろう。彼個人に対するイメージが悪くなったけれど、それでも国政選挙に出馬するのだろうか？これ以上の悪化は、彼と家族の生活にも影響する。やめたほうがいい。自民党もいい加減空気を読まないといけない。

この乙武氏について、私は前から気になることが二つあった。大学卒業後、教育関連の仕事をしたいと抱負を語り教師になったが、結構すぐ学校の教師をやめていたこと。何故なのかなぁと・・・と。もっと続けるのかなと思っていた（普通はそうだから）から、すごく驚いた。何か理由が？あったはずで・・・。

それから、彼と似たような障害をもつ人達は、メディアで発言する彼をどう評価しているのだろう。それは個人差があるので、何ともいえないかもしれないが。乙武は特別だと思っているとか、乙武も頑張っているから頑張るとか、全く無関心とか・・・そういう報道されない部分を知りたいなと思ってた。

おそらく３人の子供の世話で忙しいはずの奥さんを堂々と裏切り、海外に不倫旅行とは大胆にも思えるが、世間をナメタ行動（笑）。頭の回転が良くスマートな印象があった彼だが、かなり甘い考えの持ち主かな。彼なりにツイッターやメディア、SNSの情報が広がる怖さを知っているかと思っていたけど、分からないものだなぁ。案外特権の内側にいると気が付かないことが多い。乙武君も内側の人になっちゃんたんだな～。

彼は　内側と外側を繋ぐようなそういう在り方を求められてたはずなのに。

それから不倫を認めても「潔し」となる人は、滅多にいないなということ。（笑）

私と乳がん 脱毛した時の「ウイッグとケア帽子」

抗がん剤治療の前に、看護師さんから「抗がん生活を送るためのレクチャー」があった。「脱毛」というテーマは女性にとって頭の痛い問題。

副作用には個人差があるので、脱毛の仕方も人それぞれになる。

抗がん剤を受ける前に、ショートヘアにするのはいいけれど、丸坊主にするのは良くないと言われた。

頭皮がむきだしでは、負担をかけることと、短い髪が抜けていく時の処理が大変なことがその理由。そこで私は、脱毛するままに任せてみた。すると抗がん剤を使っても、スキンヘッドにはならない（なる人いるのかな？）　ことに気が付いた・・・そしていつの間にか落ち武者スタイル（笑）

落ち武者スタイルは人に見せられないので、どうしてもウイッグかケア帽子がいる。

ウイッグは、友人から未使用のものを頂いた。それから使い捨てのウイッグ（洗髪出来ない、人口毛の５０００円以内で買えるオシャレウイッグ）を購入した。オシャレウイッグは、行きつけのヘアサロンで購入したが、その時ウイッグ選びのコツを聞いた。

ウイッグを選んだら、美容室に行きカットしてもらうといい。特にネットで購入したものは、そのまま着用しても自分の頭の形、フェイスラインに合っていないため、どうしても変な感じ、違和感がある。それはカットしてもらうことで解決する。また真っ黒よりも、少し明るめの色を選んだ方がいい。

オシャレウイッグは、仮に毎日つけていると、１か月～２か月たつと・・・もうバサバサで使えなくなる。安いウイッグを買い替えていくのもいいかもしれない。気分転換になるし。

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抗がん剤中、ウイッグなしで済ます人もいる。それは　その人の生活スタイルや年齢、考え方にもよるが、ケア帽子だけでも過ごせないことはない。

私は病院のガンサポートセンターで、ケア帽子を頂いた。バンダナとか、夜寝るときかぶるタオル地の帽子とか。これは大変役に立った。今も使っている。（夜寝る時にも帽子は必要、頭をぶつけると痛いし、冬のハゲ姿は超寒い。）

抗がん剤前に、「よ～し！脱毛する前にケア帽子を買うぞっ！」と思って、勢い込んでネットで購入したケア帽子は・・・ほとんどあまり良くなかった(笑)やっぱり目で見て確かめたほうがいい

私は乳腺外科で、素敵な帽子をかぶっている人（抗がん剤の帽子っぽくない）に話しかけて、どこで購入したかてリサーチしてみた（笑）

それは無印良品のワッチやニット帽子だった。「夏・冬のセールの時、買いだめするのよ」と話してくれた。

私の友人も、無印良品でセール品のワッチを見つけて（３００円くらい）買ってプレゼントしてくれた。（これもすごく役に立った。）

乳がん患者専門のケア帽子をネットで買うのもいいけれど、市販品も目を向けると結構いいのがある。１００円ショップでもニット帽を買ったり・・・、私はどちらかというと帽子で過ごすことが多かった。冬はニット帽子も色々あるし、安く手に入る。編むのもいいね。

夏はバンダナが多かったかな。

バンダナも１００円ショップで売ってあるのを巻きつけたり、あと手ぬぐい。暖かくなると、これから汗をかくので、手ぬぐいもいい。私は手ぬぐいを巻いて、それから外出する時は帽子をかぶっていた。夏場の外出時は、通販生活の女優帽という帽子をかぶっていた。これは紫外線効果対策万全で、つばが広く、デザインもいい。お値段はお高いが、数年前に購入したもので、普段から使っていた。サイズが大きめだったので、下に薄いワッチや手ぬぐいを巻いた上に被ることが出来て、とても便利だった。

脱毛は１クールの後半？くらいから始まった。おそらく２週間くらいで抜け終わったんじゃないかなぁ。・・・しばらく落ち武者坊主で過ごすのだが、８クール終わったら、また脱毛が始まった（笑）　これはビックリ。抗がん剤が終わって・・・やれやれと思ったら抜け始めたから。短い髪の毛が。それが３週間くらいぽつぽつ抜けるのが続いた。今は抜けなくて、だんだんうっすら生えてきたみたいな感じ。

ちなみにシャンプーは、看護師さんに薦められたメーカー品を使っていた。頭皮は案外デリケート。大事にしましょう。