キムタク主演の医療系ドラマ。
まず全体的に医療現場に精密さを感じられるリアリティが欲しかった。それが気になってしまう…。
次に、ドクターXのようなああいった劇画的な医療ドラマではなくて、もっと重い感じの「白い巨塔」のような…感じを目指すなら、キムタクの医者設定、とてもよく似合っていると思うし、他のキャストもかなりいい(浅野忠信は、面白すぎ。表の主役が木村なら浅野が裏の主役ぐらい存在感がある)だけに脚本が浅い感じがする。今回14歳の乳がん患者とタイトルがあるけれど、結局医師側だけの視点の物語、患者の部分からの視点がないのが残念だった。
沖田先生こと、キムタクの父親に至るまで映画のような素晴らしい豪華キャストを一気に見せたいため、そのためどうしても患者側の視点が描く時間がなくなるのかな。
沖田の愛する竹内結子は脳に腫瘍がある、病院内に内紛がある、色んな症例の患者がくる 沖田と竹内結子の恋愛関係を疑う夫浅野がいる…私は初見だが、これだけのことがおおよそ分かった。で、物語としてこの要素を一度に並列進行して見せるより、韓国ドラマのような、例えば順番に乗り越えなければいけない過酷エピソードが順番に少しずつ出てくるみたいな感じのほうが良かったような気がする。
ハラハラしながら1時間見て、でもそれがきちんと解決してカタルシスを味わった後、いきなりまた次の困難が降りかかる、みたいな。
今日でも マツケンのエピだけで1時間ドラマに出来る。どの道を行くのか?みたいな悩みで、沖田医師と絡ませられるし、オペシーンを使えば患者も絡ませられる…。で合い間に竹内が時々具合悪くなって…なんだか嫌な予感…、とか。こういった古典的な物語展開のほうが、この豪華キャストに合っている感じがする。
竹内の腫瘍という最大の物語カードを何故いきなり全て見せてしまったのか。もっと伏せておいて、引っ張れば良かったのに。本当にキャストは素晴らしいから、そこが残念な気がした。
昨日今日と忙しくて、もう限界(嘘)まぁ身体は大丈夫そう。だから、ブログを書いてみたのですが