パソコン上達日記2

日々の雑感を戯れに綴ります

聖堂に響いた般若心経

2016-03-12 15:06:03 | 日記

 

小説家藍川京氏のブログに素晴らしい記事が掲載されていた。

とても感動したので、その記事をそのまま転載します。(許可済み)


 

宗教というのは同じ宗派でも対立を繰り返し、争い、人類の歴史とともに存在してきたという事実がある

だからこそ、宗派を超えてこうした祈願祭が行われたことは、世界にもっと発信されて欲しいニュース。日本という国を誇りに思えた。

人は人のために祈ることができる。なんて尊いことなんだろう。


  昨日は朝から小雨で悩んだけれど、11時半になって鎌倉へ。
まず北鎌倉。それから鶴岡八幡宮にお詣りして、段葛横の雪ノ下カトリック教会へ。
東日本大震災の追悼集会に参加するため。
最初は教会までの、宗派を越えた宗教家達の行列を見られるならと思ったけれど、聖堂で一緒に参加することができ、感激した。
この教会の司祭を先頭に、鎌倉の40程のお寺の僧侶や鶴岡八幡宮などの神道の神職の方々、シスター達が入ってくるのだから、強烈で荘厳で、それだけで感激した。
DSCF9505_R宗派の対立で殺し合っている国もあるというのに、超宗派で合同の追悼・復興祈願祭を行うとは、何と素晴らしいことだろう。

震災の起きた2時46分に黙祷し、追悼が始まった。
まずカトリック形式で始まったけれど、下の写真のとおり。聖歌、仏教の妙法蓮華経、神道の大祓詞(おほはらへことば)など続き、被災者への言葉。そして、宗教家達の献花。その後、私達の焼香。
この時、2階の聖歌隊の立つところに僧侶達が立ち、般若心経が始まった。
カトリック教会の聖堂に響く般若心経。
言葉にならないほどの感激に包まれた。被災された方達の無念や苦悩を思う一方で、これが平和だと。

 

DSCF9537_RDSCF9534_RDSCF9536_R

 

 

 

                    この雪ノ下カトリック教会には初めて入ったけれど、今までの司祭の写真が飾られていた。

DSCF9521_RDSCF9523_R私が20歳の頃に手紙の代筆などをしていたカナダ人の神父様の写真もあり、懐かしかった。
今は80歳を超え、どこでどうしていらっしゃるか。
聖職者には転勤があり、東京、長野などにも赴任されていた。私は東京時代に知り合った。
下段は追悼祈願祭の後で寄った大巧寺で伊予藪椿→(転載ここまで 藍川京氏のブログ3月12日の記事より。)


 この祈願祭の様子はYoutubeでも見られる

3.11追悼・復興祈願祭 in 鎌倉(2016年3月11日) - YouTube https://www.youtube.com/watch?v=EFFUp5warxY

教会までの行列、これだけでも荘厳で厳粛な行列だ。思わず手を合わせた人もいるのでは?

 

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