パソコン上達日記2

日々の雑感を戯れに綴ります

「そして、誰もいなくなった」意気込みはあるけど空回りか。

2016-07-17 23:19:39 | ミステリドラマ批評

「そして、誰もいなくなった」

アガサの名作タイトルを拝借しているなら、かなりの意気込みのサスペンスだと思って視聴してみた。

では感想を。

SFサスペンスっぽい、マイナンバーのなりすまし犯罪がテーマ。

母親・親友・同級生・同僚・上司・恋人・行きつけのお店の店員に至るまですべて主人公新一(藤原竜也)を陥れるような、敵か味方か分からない部分と、個人の経歴がネット上からすべて削除されたらどうなるのか?という部分が今回の見所。

キャストは実力派俳優 藤原を始めその母親役に黒木瞳、上司にヒロミ、行きつけのバーの主人まで 怪しそうな人物設定には抜かりないキャスティングが素晴らしい。

でも思った以上に個人的に面白くなかった(笑)見始めて20分くらいで、つまらないモードが点灯してしまった。でも明日も祝日なので見たのだが。最初からいきなり飛ばしすぎた感がある。冒頭シーンは、正体の分からない相手に狙撃されるかも、というハラハラシーンだが、私はルパン三世かと思ったくらい、突拍子もないシーン。ルパンはアニメだから何でもアリだが、ドラマにはリアリティーのさじ加減が必要だと思うのですが。

こういうSF設定はハリウッド映画にありがちだなと思ったが、突拍子もない設定を、とても面白くスムーズにみせるハリウッド映画と「そして、誰も」のドラマ違いはどこからくるのか?それは脚本の丁寧さだと思う。「そして、誰も」には、積み上げていく過程のようなものが、スッパリ抜けている。台詞で語られていない、みんな単調。

藤原竜也は上手なだけに、脚本の粗さ・薄さが気になる。物語の展開もどんでん返しが繰り広げられるわりに、先が読めてしまいつまらない。。ハリウッド映画は先を読ませない。サスペンスなら最後の最後まで息が抜けない。

じゃあこのドラマどうすればいいんだろうか?そもそもSFっぽい謎設定はいいけど、どうかな・・・私は専門家から見たら穴だらけの謎のように思えるが。すべてのデータを削除出来るソフトが開発されたら、ああなるんだろうか?ならないような気がするし。

話は変わるが「神の舌」の第二話もつまらなかった。(笑)でもなんというかな、必ず見る層やハマる人達がいるというドラマ、かなりマニアックなものに仕上がってると思った。では、このドラマはどうだろうか?う~ん、難しい。何かハメる仕掛けが不足しているような気がする。藤原竜也他豪華キャスト、マイナンバーを利用したミステリ、これだけではまだ足りない感じがするし。

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