ガリレオはテレビで見てたから「容疑者Xの献身」は映画館で見たかったけど。
たぶん犯人役の堤真一(石神)が・・・やばいくらい切なくて悲しいだろう・・・と思って見なかった。
地上波で放送していたので、録画して見たけど、想像以上に切なく悲しいラスに泣けてしまった・・・。
堤真一は最高堤の代表作の一つといってもいいくらいで、(どの作品も彼は代表作笑)石神というキャラクターを完璧に演じている。
寂しくて人生に絶望している男の表情、風貌、恋をした時のかすかな微笑み、ためらい、躊躇、内に秘めた激情、愛する人の気配をそっと独り感じる時の幸福感・・・匂ってくるような生々しいものがある。
男優陣は主役の福山雅治も美形だし、北川一輝も素敵だけど・・・、圧倒的に堤真一の存在感が大きく、彼がこの映画の主演といってもいいくらい。
原作は東野圭吾氏の直木賞を受賞した小説。
私はこの作家のミステリもいくつか読んでいるけど、(あまり熱心に読んでいる方じゃなくて・・・)原作は未読。ただ映画を見て思ったけど、物語もミステリとしての完成度も高く、両方無理なく、スムーズにじっくり見せていたので、原作もやはり面白いんだろう・・・さすが直木賞だけあるなぁと思った。原作を読んでみたい。
石神の緻密なトリックが最後に湯川によって解き明かされるが、驚きだった・・・「まさかそこまで・・・・」・・という感じかなぁ。お見事。
物語の展開は地味さがある。ガリレオの映画版ということで派手さあるのかなと思っていたから、地味な展開にビックリ。が、それが犯人の石神という人間とよく重なっていた。★をつけるなら★★★★ 4つ。
人を好きになるって「献身」だなと、恋に落ちた時の揺れ動く感情・・・片思いのせつなさを思い出す。遠い昔(笑)
映画は堤真一が凄くて・・・心に残ります、また観たいです。
以来、東野圭吾の本はかなり読んでます。
映画も堤真一さんの切ない演技で泣けますが、原作もかなり涙した記憶があります。
堤真一さんステキですね。
恋のチカラだったかな?あのドラマも好きでした。
堤真一は引出し多い役者さんだなぁ、と思います。
どんな役も彼しか演じることが出来ないような、役と本人の一体感が凄い。
あまりの悲しい結末、切ない恋を見せられて今も引きずっています(笑)
私は、今回は観なかったけれど、この映画、
大好きで何度も観ています。
私もmomoさんと同様に、堤真一がこの映画で更に!(もともと好き)大好きになりました。
たしか、アカデミー賞でも助演男優賞もらっていますよね。