有栖川有栖ファンは、斉藤&窪田の火村シリーズをどう見ているのだろうか?
私は『原作とは別物』と思い、3話目「助教授の身代金」をチエックしたが、これはいけないわ~。
2話目でも、斉藤と窪田君を鑑賞するドラマだと断言したけれど。もうプロモに近いかも。→言い過ぎ
いけないなと思った点は、
「妻が夫を殺していた」という伏線がなくなっていたこと。冒頭のシーンで見せてしまっている。(ただ私は原作が頭に入っているので、分かるが、ドラマで初めてこの「助教授の身代金」を見た人は、意味が分からなかったかもしれない)
小説では夫が誰に?という部分で、引っ張り丁寧に読ませて、脅迫者が出てきてまた驚かせ、火村が何故脅迫者の正体が分かったのか?で、また読ませる。シンプルな人数の登場人物なのに、一向に謎が深まる展開が面白いのに、この脚本はそれをカット・省略している。
それからアンジャッシュの渡部を、もっと登場させても良かったのでは?原作と全く違うミステリのテイストになっていて、とても残念。
NHKのドラマ化なら、マニア向けの骨格があるものになったかも。それから時間!放映時間が遅すぎる、視聴率をとれなくても文句が言えない時間帯。せめて10時からにして欲しかった。
期待をもってたのに、全て裏切られた感(やっぱりね)強い第3回。それを思うと古畑はレベルが高い。まぁミステリ好きな三谷氏が研究して作った作品と比べるなという話だが(笑)