ASUKのババは日々元気に暮らしたい。

ハンドメイド 作りたいものだけ作る毎日
日々の出来事に愚痴も出てきます。

中国ドラマ 宮廷の泪 16話

2014-04-21 17:33:36 | 中国ドラマ
ナムチョンは玉璽を差し出すと共に後金に和議を申し入れ 盛京入りとなった
ナムチョンと共に宮殿入りした女は 天幕で遊牧生活より楽しく暮らせると喜んだ。
誰が皇族や重臣の女になるか 口々に話している。

海欄珠の所へ体調を案じるハン
又 ハンが政務に忙しいのを案じる海欄珠は
「聡明なナムチョンをハンが迎えれば リンダン・ハーンの遺族も慰められ
ハンの名声も轟き大勢が後金に投降する」
ハンは理解を示す海欄珠をじっと見つめると
「物分かりが良すぎるほどだ」と言う。

海欄珠はナムチョンと会った時を思いだす。
海欄珠「あなたと敵対する気はない」
「私を引き込む気?」警戒するナムチョン
「さすが聡明だ 阿古拉が絶賛するわけね」海欄珠の言葉に
「あなたこそホンタイジを虜にした」笑うナムチョン
「本音を言ったら 一族の将来のために盛京に来たのよね でもホンタイジを頼りたいのなら私の口添えが必要よ」
「本気なの?弟のために私と夫を分け合うつもり?」ナムチョンが言うとほほ笑む海欄珠

海欄珠は宮女に書状をナムチョンに届けるように言う

玉児は 淳福晋の見舞いに行くと途中 ナムチョンがハンに寄りかかる
姿を見かけるが目をそむける

「ヤーチュン」と声をかけると「今、子供が眠ったばかり 起きてしまう」と
玉児が元気がない様子を案じる淳福晋に「いやな物を見てしまった」と言う
「ハンの心には玉児がいますよ」とスマがこたえると
「それはどのくらい?一年?一月?一日?
 懐かしいわ 何の憂いもなく 草原を駆けていた頃が、、」と
「なぜ人は愛してくれる人を傷つける?」自分も又ドルゴンを傷つけたことを思い出す
「記憶がない今は 幸せなのね」といまだ正常ではない淳福晋を見ながらつぶやく

哲哲と宮女
「ハンは数日ナムチョンの寝宮に、、」「もうハンを誘い込むとは 大したものね」
「あの女達は朝廷中の男を惑わせ 骨抜きにしています」
「海欄珠は?」「それが何の動きもない 宮女がナムチョンに書状を渡していたと」
「もう 手を組んだの?」「女狐同士 気が合うのです」
「ナムチョンのとこへ行くわ」「ええ 一泡吹かせませんと」

ナムチョンのそばで海欄珠が茶を飲んでいる。
「草原での生活を思い出す」と言う海欄珠に
「皆がうらやむ殿方に嫁いだと言うのに 昔を懐かしむの?」とナムチョン
「私たちも福晋を見習わない」と ナムチョンの妹が言った時
「そう?」哲哲が入ってきた。
そして配下の物がいきなり鋏とひもを取り出すと ナムチョンの首にかけた
驚くナムチョン
あわてた海欄珠は「話しあいましょう」と
すると「彼は最高の裁縫師 花嫁衣装を新調させる」と哲哲は言う。
「後金を信じてくれた心意気をむげにはできない。正式に婚礼を挙げ
 ハンの側福晋として迎え入れる」ハンとも話したという。
感謝の言葉もない とナムチョンは礼を言う
「これからは家族だ ハンに仕えてくれたら 私は満足よ」
「大福晋さえ良ければ私を妹と身なしてください。」謙虚に答えるナムチョン
「これで 家族になったわね」海欄珠の言葉
側室達が祝の品を持って次々やってくる 
玉児が来ていないのに気がつくが スマが玉児の代わりに祝の品だと
刺繍した巾着を差し出す。なぜ来ないのか 側室達の言葉に
体調が悪いからだとスマがこたえる。

玉児のとこへ「体調が悪いのか?」ハンが案じてくる。
「ナムチョンを側福晋に迎えたそうですね」と聞く
ハンは「連日 祝宴だ 君も早く良くなってくれ」「婚礼を挙げるのですか?」
「もう 公表してある 各部族も私に投降すれば 厚遇されると分かるだろう」
玉児はハンに「蟠龍寺で祈祷したいのです」願い出る
「幸運の星の君が何を祈祷する」
「ハンの志が一日も早く 成就することと福晋達の幸せを」
「いいだろう」

ドルゴンも祝宴には出ず 賊の取り締まりをするという
ドドに代わりに小玉児に同行をしてくれと頼む

ナムチョンの部屋に阿古拉が忍びこむ
「ここは盛京の宮殿よ 命が惜しくないの?」
「どこにいようと君を思ってる」阿古拉の手がナムチョンの頬を撫でる
そして抱き合う2人
服の乱れを直すナムチョンに
「君がホンタイジに嫁ぐかと思うと 眠れなかった 君なしで生きるのはつらい」
「よしてよ また何か私に頼み?」
「違う 君から離れられない」あわてて阿古拉の手を払うと 顏をそむける
「私はホンタイジに嫁ぐの これを最後にして」ナムチョンの言葉に
「奴に嫁いでも 心だけは捧げないでくれ」不安そうに言う阿古拉
「男って身勝手ね あなたに嫁げるとでも思う?それにホンタイジに
嫁ごうが私の心には、、 」涙を浮かべる。
その姿に「心には俺がいるんだな?そういってくれ 」笑顔が戻る阿古拉

(複数の男を手玉に取るナムチョンの本心は分かりませんが まあーいいか!
 阿古拉も本心とは思えないし(復讐のため 利用するだけだから)


玉児は途中で絡まれ 偶然通りがかったドルゴンに助けられ
共に寺へ
玉児は祈る「以前はハンに嫁ぐことが 一番の幸せだと思っていました
でも ハンの心がこれほど遠ざかるなんて 」
ドルゴンも又「菩薩様 彼女は裏切られる苦しみを何度も味わっている」
玉児「何が真の愛かもわかりません 
雄一の望みは 私を思ってくれる人が幸せになることです」
ドルゴン「私の心の中の女が 幸せであるように」
胸の内で お互いの幸せを祈る 玉児とドルゴン
帰途 急な嵐で 寺にとどまることになった2人

哲哲を囲むホルチン部の家族
海欄珠 呉克善 阿古拉 お互いに腹の探り合いをしながらも乾杯 
「玉児はどうしたのですか?」呉克善が聞くと
「朝から山寺にいっているとか」海欄珠が言う。
「祈祷も良いが ハンの慶事の日を選ぶとは 皆がどう思うか」と阿古拉
「叔母上 玉福晋も叔母上を見習うべきです 大局を重んじる方こそ
ハンは信頼します。」哲哲にいうと
「あなたもハンの評価は高いわよ 呉克善 私からも阿古拉のことをお願するわ」
呉克善「ええ」とうなずくと乾杯の杯を阿古拉に向けた。無視して飲む阿古拉
阿古拉と海欄珠
「叔母上は早々に酔い潰れた 夜の宴には出たくないんだな」
「ナムチョンの初夜ですものね 誰よりも叔母上が傷ついているわ
 酒で憂いを紛らわせるしかないのね」
「姉さんの心は痛まない?」
「私の心はとっくに死んだ 阿古拉 私が生き長らえたのも玉児を陥れて、
 サイチーヤーを絶望させるためよ。母さんと卓林の復讐だわ 身を捧げた私の屈辱を忘れないで」
復讐の決意を再認識する姉と弟

宴の日
ナムチョンの妹フェイツイは以前ドドに助けられたことから
ドドに興味があるみたいだが ドドは一向に関心がない。
長兄の「ドドにフェイツイを福晋に迎えては?」ハンに申し出るが
「私は今 女に興味はない 一日も早く明を滅ぼし父上の遺志を遂げたいのです」
断るとフェイツイは「この私の目にかなう男は 女を大切にする英雄だわ!」
ドドに息巻いた 黙って鼻であしらうドド。
そこへホンタイジの皇子が「フェイツイさんはお美しく率直だ」と名乗りを上げる
ホンタイジ「私の息子は戦上でも功績を残している 君の言う“英雄”の器だろうか?」
「高名のごとく威風堂々としていますね まさに私の求める“英雄”です」皇子の杯を受けながら
 ドドの方を睨むが、ドドは動ぜず酒をひたすら飲む。

ナムチョンの所へやってきたハン
ナムチョンは「ハンのお陰で他の福晋も安泰に暮らせそうだ」と言う。
ハンも「君の一族は我が後金の民である」 そして夜伽
外では、阿古拉が寝殿の入り口に酔った体を支えながら立っていた。

止まぬ雨を眺めながら 悲しげに琴を弾く玉児
ドルゴンも又それに合わせて笛を吹く。

♪♪ 見抜けない美しすぎる嘘 寂しい夜を重ね 悲しみに浸る
   愛にもがき 深みにはまり 突然心が折れそうになる
   私の心に火を付けたあなた 忍びよる影のよう
   永遠に離れないように祈るだけ
   一生を誓ったあの約束 これほど儚いなんて 
   無情にも指からすり抜けていく
   気丈に生きようと心に決めた もう弱さは見せない
   ずっと貫くあなたへの想い ♪♪


雨もやみ 気を使うドルゴンに玉児は
「優しくしないで 借りは作りたくない 友達でも迷惑よ関わりたくないの
  あなたが原因でこれ以上ハンに疎まれたくない」立ち去ろうとする玉児の腕をつかみ
「私の目を見るんだ!」と大声を出す「自分をだませない」「何のこと?」
「なぜ 私が贈った首飾りをしている」すると玉児は首飾りを取り 投げ捨てた。
「これで分かった? 私達は別の道を歩いている 途中で遭遇しただけ 雨も上がり
各自の道に戻るだけ」玉児は言い残して帰った。立ちすくむドルゴン 



中国ドラマ 宮廷の泪 15話

2014-04-18 21:43:25 | 中国ドラマ

海欄珠のとこへ何事か文が届く ほくそえむ海欄珠
「弟も私もホンタイジの信頼を得た 阿古拉を見守って」
「サイチーヤー達に復讐するわ」母に祈る

玉児は小玉児に「懐妊おめでとう」声をかけるが無視される
哲哲や側室達の中に入って行けれない玉児は「平気だけど 小玉児は避けているようだ」
「ドルゴンと玉児の噂を耳にしたとか」スマがこたえると悲しい表情
そこへ海欄珠も入ってきた 顔色の悪い海欄珠を他の側室が気遣うと
もう一人の側室は玉児が作るおしろいや口紅は怖くて使えない と嫌味を言う
すかさずスマは厚意でしたことだと反論 すばやく側室の手がスマの頬を打つ
それを見た玉児も「何をするの」と側室の口をつねる 怒る側室に
「茶葉がついていたから吹いただけだ」と玉児
小玉児も「茶葉を吹いて何が悪いの それにハンも淳福晋の仕業と言った」
玉児に助け舟を出す 海欄珠は「絆が固いのね」口をはさむ
哲哲にとがめられる
小玉児に礼を言おうとするが
「誤解しないで 海欄珠を見ていると腹が立ってくるのよ 妹の夫を奪うなんて
 誰かさんと同じね」冷たく言い放つ
「小玉児 怒っているのね でも信じて 私とドルゴンはなんでもないのよ 」
「以前 何があったかしれないが 彼の福晋は私なの 従姉上ではない
 他人に誤解されないようにして」

ハンが帰還 ドルゴンが残ったままだと玉児は案じる

ドルゴンとドドはリンダン・ハーンの大福晋(ナムチョン)が
見つけられないと手を焼いていた
突如と現れた大福晋の罠にはめられ 兵は皆殺され ドドは捕まった。
阿古拉があらわれ「ドルゴンが単騎でこいと」の文に
「あのナムチョンは非情で残忍で一筋縄では行かない 単騎では危険」説得するが
ドドのためなら 虎穴にでも入るというドルゴン
ドドを助けるべくナムチョン(大福晋)のとこへ乗り込む
待ってましたと色仕掛けをするが、一向に乗らないドルゴンに業を煮やし
ドドを連れて来た。「話があるのなら言え」
「あなたと敵対する気はない」「後金に投降すると?」「いいえ和議よ」
「私には宝がある ホンタイジも応じるはずだ」と玉璽(皇帝用の印)を見せた
「この玉璽をもつものが天下を手にする これを献上するのは私の誠意」
「この件はハンが決められる」
「和議を結ぶのなら 私達一族の命をあなたに守ってほしい」と条件を出す。

ドドはドルゴンに「玉璽を手に入れれば天下を取れる なぜホンタイジに渡す?
「ハンに献上して当然だ」
「後金のために活躍したのは兄上だろう」
「お前も兄上達も功績がある ナムチョンはハンに献上したいのだ 」
「なぜ他人ばかり花を持たせる」ドドは声を荒げて言う
「黙れ 首が飛ぶぞ ナムチョンを受け入れるのは喜ばしい事だ 父上の志を遂げるまで
 決して内輪もめなど許されん」ドルゴンも怒る

ドルゴンの書状を見たハン
「天は味方した 直ちにドルゴンに一族を護送させよ」の命

ドルゴン達はナムチョン一族を護送 出発の時 阿古拉の姿が見えないと捜す
 その頃 阿古拉はナムチョンに「なぜドルゴンに頼ったのか」詰め寄った
「人は長いものに巻かれるもの あなたより後金の方が安心 」ナムチョンが言うと
阿古拉は「ホンタイジを襲ったのは君だ と密告するぞ 」脅かすと
「忘れないで 指示したのはあなた 私に襲わせて彼をかばえば
信頼を得られるもの 私を売っても 損するだけ」
阿古拉はナムチョンの耳元で「君こそ忘れるな 寵愛争いに勝てたのも 俺のお陰だぞ」
福晋の元締めとなったあくどい過程を語るその口を ナムチョンは自分の口でふさぐ

(お前も悪よの~ って感じの場面です)

阿古拉がナムチョンの部屋から出てくるのを見てしまったドルゴン

盛京へ戻る途中 ナムチョンの悩ましい攻撃にも屈せず
ドルゴンは毅然とナムチョンに対応

そして無事到着
皆の好奇な目が一族に注がれる
ナムチョンは先日の非礼を詫び 玉璽をハンに差し出す
「まさに至宝だ」喜びの声を上げるハン
彼女達を見た側室達は口々に
「男達は皆 見惚れていた 投降した妻や女を娶るのが昔からの慣例だ」
「ハンはどうするかしら」「覚悟しておけば 悩む必要もない」
 心中穏やかではない哲哲
そこへナムチョン達は挨拶だと手土産を持ってくる。

(そこですでに女達の火花は散っています)

改めて玉璽を手に取り「この伝説の玉璽が後金の物になった」
喜びをかみしめているハン

ナムチョン他女性は皇子達にあてがわれる
ハンはドルゴンとドドに先に選んでも良いと言うが2人とも辞退する。
兄皇子は 1人後宮に迎えてはどうかとハンに提案

ハンはナムチョンが玉璽と財宝を献上してきた 天の恵みだ
だがこの先ナムチョンたちを治めるには手を打たねば それでナムチョンを
側室に迎えるけど どうか 哲哲に話す。
了解する哲哲

ドルゴンの帰りを喜ぶ小玉児 ドルゴンも「体の調子はどうだ」といたわる
小玉児の話を聞いているうち眠ってしまうドルゴン
その口からやはり玉児の名前が出てくる「玉児 君に会いたい いつも思っていたのだ」
それを聞いた小玉児「ドルゴン どちらの玉児なの?」
頬を撫でていた手を下げた。

(ナムチョンが加わり後宮は益々にぎやかに(?)なりますねー!)

中国ドラマ 宮廷の泪 14話

2014-04-17 20:50:40 | 中国ドラマ
玉児が淳福晋(ヤーチュン)と一緒にいると海欄珠が通りかかる
「元気になったばかりなのに大丈夫?」心配する振りをする
「 なぜ彼女と?」淳福晋のことを不審に思う
「ハンの許可をもらっている」「なぜハンが?」不思議な顏をする海欄珠に
玉児はこともなげに「ハンの心変わりはよくあること 姉さんも知っているはず」言う
玉児の耳飾りに目をやると「素敵な耳飾りね」
「ハンに頂いたの」明るく言うと
「おそろいのかんざしもあったので、1本を淳福晋に贈りました」スマも言う
すると「自分を陥れた人と友達になるなんて 」さげすむように言う海欄珠
玉児は「私は根に持つような性格じゃないし 簡単に陥れられたりしない」
そのすきに淳福晋は雪玉を作り海欄珠に投げつけた
「いい君ね 」無邪気に手を打つ淳福晋
怒り顏の海欄珠に向かって玉児は「彼女は病気だから 気にしないわよね」
黙って去る海欄珠に してやったりで見送る玉児

ドルゴンの心の中にはいつも玉児がいる
何も知らない小玉児は「雪を見にいこう 駿馬も小屋にばかりいたら退屈だわ」と誘う
馬で駆け巡るドルゴン達 小玉児が馬から落ちると思わず「玉児」と駆け寄る
馬に乗っていても玉児と過ごしたことが思い出される。
小玉児を1人で帰すと玉児のとこへ行く。

(ここの場面はカットされているのか 玉児に呼ばれたらしいがその場面はなし )

玉児は菩薩像に祈る
「ハンの誤解も解け優しくなった。ただ献策した時しか彼の本当の温もりを感じない
 私を抱く彼の手は冷たい 一緒にいても以前の温もりを感じない。
 彼は私を愛しているのか?」悲しげに祈る姿に 
ドルゴンは「知ってどうする? 疑うのは真の愛ではないからだ」
「盗み聞きしないで、 」「私への用件は何だ」「お礼が言いたかった」
玉児は「あの時 あなたがいなかったら身投げをしていた それに励ましてくれた」
素直な玉児に 一晩ここに残れと言うと一緒にこいと腕をつかむ その時耳飾りが落ちる
外に連れ出すと雪だるまが置いてある「名前をつけろ 」と言う「雪だるまなのに 」と言うと
 ドルゴンは耳元で「玉児だ」とささやく 
「おてんばなうえに傲慢でいつも私に悪態をつき 私に話す時も挑むような目線で
 ここを見る」自分の額を指さすドルゴン
「だけど 私はそれが楽しい 悪態つかれても恨み事を吐かれてもな。 
 だが彼女は一晩しかいられない。 太陽が昇れば消えてしまう 
 でも今日だけは彼女は私のものだ」
玉児は「もう1つ雪だるまを作ったら? 小玉児のを、彼女は悪態をつかないし
 いつもあなただけを見ている」
怒ったように「必要ない!」雪の玉をぶつけるドルゴン
玉児も投げ返す。笑いあう2人 
もう1つ雪だるまを作ると
「これはドルゴン あれは玉児 手をとりあうことはできないが こうして近くで見守ることはできる」
ドルゴンの言葉に感慨深げな玉児
スマに促されて帰る。

(思わず涙が出てきそうな言葉だけど 玉児にはどうしょうもないわ)

槍文が海欄珠の所に射られた
その中には 手紙とともに あの耳飾りと鳥の羽が入っていた。
何かを企んでいる海欄珠

ハンが催した 一族の食事の会 ドルゴンも欠席 玉児は体調が悪いと現れなかった。
その時 外に物音がする。
出てみると鷲の死骸が 小玉児は「ドルゴンの鷲がなぜここに?」と不思議そうに
「それは玉児のとこへ飛ばしたものだ」と海欄珠の宮女が言うと
「どうして?」「誰の鷲か知らないけど 良く玉児の寝宮へ飛んでいっている
スマが脚に何かを結びつけていたようだ あれは手紙、、」と言うと
「お黙り!」さえぎる哲哲 「ドルゴンの鷲とは限らない」哲哲はとりなすと
ハンは聞き捨てにならぬと怒りをあらわにする。
ハンは鷲の脚に付いている 耳飾りと文を手に取る。
その文には「一緒にいる時は瞬く間に過ぎる」書かれていた。
その姿を固唾をのんで見ている海欄珠

(罠だよ 罠だよ ハンよ 気づけよ、)

海欄珠は小玉児の前で 宮女をもっともらしく叱る
「ハンの前でで2人のことを噂することは禁じられたはずよ」
小玉児に向かって
「玉児とドルゴンの件が気になるのよね でもハンもお許しになった 終わったこと」
何も知らなかった小玉児は「終わったことって何の話なの?」不安な顔で聞く
直も続けようとする海欄珠をドドは「いい加減にしろ」叱責するが 
海欄珠は「私はあなたの義姉上よ 呼び捨てにできるのは ハンだけ 
それに 義姉に邪な考えは持たないことね ドルゴンのように」
吐き捨てるように言う。
小玉児はドドに「何もかも知っていて 黙っていたのね」と怒る

(もはや 海欄珠は別人ですわ)

ハンは愛していなくても ドルゴンに取られるとなると面白くない
酔って哲哲に絡む
「どうしてくれる?君が余計な献策をするから 奴らは今も続いている 
  あの痛みが今も私に心を突き刺す 一生消えることがないのだぞ 分かるか!」
どうしょうもない怒りを哲哲にぶつける。
玉児の所へ来たハンは 言葉も荒く「病だと聞いたが顔色も良い 髪を梳こう」 と
櫛を取ると乱暴に梳く
黙って耐えている玉児の耳元で
「痛いなら声を上げ遠慮するなど君らしくない いつから装うようになった
 理由を話せ」とささやく
「どうしました?」「昔の玉児ではない 変わったな」櫛を投げると
おもむろに真珠の耳飾りを取り出し 「片方はどうした?」
捜してくると立つ玉児をつかみ
「必要ない 私が見つける 私の物は必ず取り返す」声も荒く冷やかな目のハン
ハンの寝姿を背に 
「もし最初に出会っていたのがドルゴンだったら 私達の運命は変わっていたの?」
玉児は思う

(ハン あなたが変えたわけよね)

降り続ける雪を手のひらに握り それを胸におしあてるドルゴン
そこへ寄り添う小玉児は 私にはもう家族がいないドルゴンしかいない
捨てないでとすがりつき泣く。

袁崇煥の死後 後金は明に連戦連勝
もう1人の強敵 北限の皇帝 リンダン・ハーンも病死
ホンタイジは念願の覇業に近付いていく

ハンはリンダン・ハーンには後継者がいないので
傘下に収める好機だ 彼が持っている宝もすべて 手に入れようと
皇子達とハン
阿古拉(アクラ)と呉克善(ウクシャン)に合流させよと命令

ハンは もう一度 阿古拉と呉克善とどちらが優秀だ?と哲哲に聞く
大切なのはハンへの忠誠心だと答える。

小玉児は懐妊

そして戦場  阿古拉と呉克善もそろう だが険悪な2人
ハンは リンダン・ハーンの遺族を捜し出せと命令
女がホンタイジを狙ったが阿古拉が邪魔をして失敗
ハンを襲った女の似顔絵を見ると
リンダン・ハーンが最も寵愛した大福晋だと言う
大福晋は戦場に入ると鬼気迫る気勢は勇士に勝るほどだ と呉克善は言う
その大福晋と阿古拉が結託 
阿古拉はその大福晋の前に現れると
「ホンタイジを襲うのは芝居だろう 本気で殺すつもりだったのか?」せめる
「私の問題だ」
「ならば俺も関係がある 俺がホルチン部の首長になれば 君は安泰だ」と阿古拉
「何を根拠に信じろというのか」
「ドルゴンを警戒するよう伝えに来た 誠意があるだろう?」
「ドルゴン?」
「そうだ 夜襲を見抜いてホンタイジに扮していた 後金の常勝将軍だ
 今の後金があるのも奴のお陰だ」
「彼がドルゴンね リンダン・ハーンが言っていた 後金の後継者になるべき器だと まさかあんなに若くて いい男だったとはね」
「奴を侮るな 奴がいる限りホンタイジは安泰だ 」
阿古拉は大福晋の手を取り
「われらは一蓮托生だ 全力で君を守るが俺に約束してくれないか
 無茶をしないと 」
「怖くなったの? 私には天下に号令を出せる宝がある
 それを手に入れた者が天下の主だ」
「宝のことは聞いたことがあるが見たことがない、
今日俺にその宝物を見せてくれないか」
大福晋はやんわりと手を話すと「なんだか疲れたから休む」と去る。

ハンはドルゴンとドドにリンダン・ハーンの遺族と大福晋を必ず
生け捕りにするよう命じて 帰還することになった。
その様子を見ていた大福晋はつぶやく
「これで 私達の将来は安泰のようね」と











中国ドラマ 宮廷の泪 13話

2014-04-16 15:11:27 | 中国ドラマ
 サイチーヤー(チャイサン妻) ----ユアル母
 チャイサン ---  ユアル父
呉克善 (ウクシャン)------ ユアルの兄
大玉児(ユアル)---  幸運の星と呼ばれている ホンタイジの側室
海欄珠(ハイランチュウ)---使用人の娘 ユアルの異母姉 
(不幸の星と呼ばれている) 卓林の亡きあと ホンタイジの側室
阿古拉(アクラ)--- ユアルの異母弟
タナ ---   ハイランチュウの母 
ドルゴン---  後金の十四王子 ユアルを想う
ホンタイジ--- 後金のハン 四王子 海欄珠を想う
哲哲(ジャジャ)---  ユアル叔母 (チャイサンの妹)ホンタイジの妻
卓林(チュオリン)---ハイランチュウの恋人
小玉児(シャオユアル)---ユアルの従妹 ドルゴン妻
ドド ---  後金の十五王子 小玉児を想う


玉児(ユアル)は小玉児(シャオユアル)と花を摘み
紅を作ると楽しそうに話している
海欄珠(ハイランチュウ)は自分が育てた海欄花がようやく咲いたと宮女と話している
懐妊しているにも関わらず 一輪取ると匂いを嗅ぐ
玉児が悲しげに琴を弾く姿をみて ハンは何が悲しいのだ 私が付いていると慰める
そこへ海欄珠の宮女があわてて駆けてきて 海欄珠が体調がすぐれないと言う
ハンも様子を見に行くと 海欄珠は蒼い顔で座っていた。
心配したハンに侍医は 毒にあたったようだが 流産は免れたと説明
安堵するハンに宮女は
福晋が懐妊後 事あるごとに口にするものは注意するように伝えてきたが
大福晋と玉児がいるから無事に出産できると品を調べさせなかった
そしておもむろに海欄珠は 玉児手製の口紅の話を切り出した
以前から玉児が海欄花を使って口紅を側室達に贈っていた
私には懐妊中だからと 別の花の口紅を贈ってくれた 玉児は本当に周到だと
玉児を信じたのに裏切られたとばかりにハンに訴える宮女
海欄珠は玉児の事を悪く言うのは辞めて 宮女をたしなめるが
それも2人の仕組んだ事だった。

 ハンは「口紅のせいで倒れた 本当なのか」と玉児を疑う
玉児はいつもは海欄花を使うけど 懐妊している海欄珠には
他の花を使った。と身に覚えのない事だと弁明するが
ハンは「海欄珠を娶り つらいのは分かるが責めるのなら私を責めよ
彼女は君の姉だ  言い分があれば聞く!」容赦ない冷たい言葉に
「ハンにとって私はそんなひどい女ですか?」悲しげに答える。
ハンは侍医に海欄珠の持っている品をすべて3日以内にすべて調べろと命令

3日過ぎ やはり海欄花の毒のせいだと宮女が噂を広めていると玉児の耳に入る
「海欄珠の罠なのに」とスマは怒る「ハンはなぜ信じるのか?」スマの言葉に
「ハンは 私以上に姉さんを信じている なぜにこんな仕打ちをするの?」
「海欄珠を信用してはいけない」スマは言う

ユアルは謹慎処分となる。

海欄珠を看護するハン

哲哲は玉児からもらった紅を口にしながら 私は玉児を信じる と

ハンが疲れた様子で哲哲のところへ来る
哲哲がいたわると「目覚めれば悩みが消えていてほしい」と愚痴る
玉児の仕業と思うのかと問う哲哲に
「証拠があるが 玉児は素直な女子であり 後金の幸運の星だ
 疑いたくはない だが海欄珠が、、 」と目を閉じる
「怒らせたくないのでは? 彼女が玉児のせいだと?」「いや かばっていた」
「かばうほど 嫌疑がかかるもの」哲哲は海欄珠も女だと言うと
「お手上げだ 2人の事は任す 」「難題ばかり押し付けるのですね」
「聡明な君ならば丸く収める方法を思いつくはず」ハンの言葉に満足げな哲哲

謹慎処分となったユアルの処罰が軽いと怒る海欄珠
宮女が「他の福晋のみせしめのためにも 厳しく罰するようハンに頼んでは?」
話を聞いていた哲哲は「不遜だわよ」と叱ると 叩きの刑
「後宮で何を言っても隠し通せるなんて思わないで!」宮女を激しく責めた。
それをみていた海欄珠は話があるなら率直に言えという
哲哲は「ハンは玉児を許す 姉なら騒ぎたてぬこと 」
それを聞いた海欄珠は「叔母上が味方だと思っていたが思い違いだった
 大福晋にとって姪といえるのは玉児だけ 私の立場がない」
哲哲は「誰かに罪は償わせる あなたは一番寵愛を受けているけど
  ハンの一番の理解者は私だわ ハンの子を害する真似だけはやめなさい
 自分の子を愛さぬ男などこの世にはいない 幸い母子が無事ならハンも深く追求しないわ」
冷やかに海欄珠のお腹をさすると「でも 子を失ってしまえば 玉児は悲惨でしょうね」
冷たく笑いながら立ち去る哲哲
「自分より先に男の子を産ませたくないのね」海欄珠は悔しく思う。

 謹慎処分中の玉児
「ハンがどう罰するかみてやるわ 私を殺すかしら?」
「そんなことはしませんよ」「でも ハンは変わったわ」悩む玉児
スマは見かねて哲哲に助けを求めに行くが
海欄珠の宮女が哲哲に謝っているところを目撃
ハンの姿を見かけると哲哲は急に
海欄珠への品は用意できたか?海欄珠は私の家族よ と体裁を繕う
それをみて安堵の表情で立ち去るハン

スマは玉児の謹慎中に大福晋と海欄珠が接近していると玉児を案じるが
哲哲と一緒にお茶を飲んでいる小玉児の言葉でドルゴンが来ていると知り
助けを求めようとする。

ドルゴンの戦略にことごとく反対するハンを快く思わないドド
「ハンは私の手柄になるのを恐れている ハンの真意に沿っても
私が献策すれば反対なのさ 屋敷でのんびりしよう」
「もっと義姉上(小玉児)に付き添ってやれよ 生活に慣れたか?」小玉児をそれとなく案じるドド。
そこへスマが玉児を救ってくれと来る 何か会ったのかと心配するドルゴンを
ドドは立場をわきまえろと止めるが ドドに行けと言う
ドドと偶然会ったシャオユアルは嬉しそうに 一緒に遊んでくれと無邪気に言う
そんな彼女を嬉しそうに見つめる ドド
ドルゴンがシャオユアルを迎えに来た。 
落としたかんざしを拾いながらこれまた複雑なドド 

玉児を慰める哲哲
ハンが許したことを聞くと なぜ直接に言わないのかとなじると
「後宮では聡明すぎない女が好まれる サイチーヤーが海欄珠を嫌いなわけね
予感があったのね 今回は助けるけど次回から気をつけて 昔の海欄珠ではない」
忠告する。

ドルゴンの処に呉克善(ウクシャン)が訪ねてきた。
喜ぶ小玉児 杯を持つ手の震えに気付いたドルゴンは古傷の痛みか?と聞く
呉克善は酒に弱いからだと 玉児もいればよかったのにと
小玉児は玉児は病のようで会えないと言うと 
呉克善は「玉児は幸運の星だ すぐに良くなる 玉児は“天下の母”であり
  娶ったものは天下の主になるとお告げがあった そのためにハンは側室に迎えたのだから」
「それだけで玉児を娶ったと?」
「もちろんだ ハンは天下統一を目指している」呉克善の言葉に怒りを覚えるドルゴン

袁崇煥が毛文龍を殺したとの報がドルゴンに知らされた
それを聞くと「面白い」声高く笑うと
「ホンタイジ お告げが理由で玉児を娶ったのかならば一生かけて
 彼女に恩を返すのだな」
「又 玉児か」ドドは怒る。

錯乱状態のヤーチュンを見舞ったユアルは ユアルの流産を仕組んだのは
誰なのか聞き出そうとするが うまくいかない。
その時 ヤーチュンの部屋にジャジャ達がやってきた
何かを探しだす兵たち 出てきたのはハイランチュウを呪う藁人形
哲哲はヤーチュンが二度までハンの子の命まで奪おうとした 罰せないと
後宮に悲劇がおきると ハンに告げる
ヤーチュンをかばうと海欄珠は玉児まで疑う。 
ハンの決断で またもやヤーチュンは捉えられ 冷宮に入れられた。
退室を命じるハンは 助けを乞う玉児を睨む。

(これも哲哲が仕組んだこと 完全に海欄珠は敵だわ)

ハンの冷たい態度に絶望した玉児は「ホンタイジが憎い」崖の上に立ち 泣き叫ぶ
後を付けて来たドルゴンは 玉児が飛び降りるのではないかとあわてて止め
落ち着くように説得する。
「死にたいのに邪魔しないで!」ドルゴンは玉児の頬を打つ
「なんて情けない姿だ!」
「ハンは変わった 私を信じてくれない」泣きながら言う
「頭を冷やせ」肩を揺さぶる
「君が飛び降りたとこで この景色が変わるか 奴も君を愛しはしない」
「私を愛してくれるわ ただ姉さんを愛しすぎている」
「腹ただしい ホンタイジ以外 頭にないのか」ドルゴンは怒る
「もし死んだら ホルチン部や家族 スマ達を見捨てるのか 私にまで馬鹿にされるぞ
  そんな弱気では海欄珠につぶされるぞ!」
涙を脱ぐと「そうよ 負けられないわ」

元気を取り戻したユアルは話があるとハンに会いに行く
海欄珠のそばでハンは「夢が2つある 1つ目は袁崇煥を討ち 中原に乗り込む
もう1つは 君がそばにいることだ 」と語っていたとこへ玉児が来る
戸惑うハン だが玉児の話を聞く
「明の皇帝が袁崇煥を殺す夢をみた」 ハンは一笑すると
「袁は明の皇帝の守り神だ 殺せば己の首を絞める 現実ではあり得ない」
「でも 夢では 袁崇煥が陰でハンと通じたため 殺されました」
「袁崇煥は敵ながら 文武両道で実に得難い人材だ どんな条件を出しても
投降には応じなかった そんな袁が明の皇帝を裏切ると思うか?」
 「でも、彼の忠誠心を知るのはハンだけで皇帝は知らないかも、
皆にとっては忠義に厚くても、皇帝には裏切り者かもしれません」
「いつ その夢を見たのだ」
「謹慎3日目のこと 孫子兵法の反間計を読みました。それが夢に現れたかと」
ハンはそれほど私のことを案じてくれたのか と喜ぶ 
苦々しく思う海欄珠
ハンは反間計を用い 捕えた明の太監の前で一芝居を打たせた。
袁崇煥が独断で毛文龍を殺したのは 後金に寝返るためだと太監に信じさせた
逃げ出した太監は皇帝に報告 疑った皇帝は袁崇煥を殺した。

兵を使わず袁崇煥を倒せたと ハンは喜び 優しく玉児に褒美を与える。
明日は一族で食事をするという 玉児はヤーチュンは?と気遣うが
「気にするな」と、
冷宮にヤーチュンを見舞う玉児 喜ぶヤーチュン
 寒いだろうと自分に毛皮を掛ける
ハンを信じているヤーチュンを見ながら
「愛は簡単なのね なぜ私の愛には葛藤があるの?」思う玉児

(信じている者に裏切られて 少しずつ大人になって行く玉児) 






中国ドラマ 宮廷の泪 12話

2014-04-15 19:36:01 | 中国ドラマ
ドルゴンはまたもやユアルを助けた。
サイチーヤーは娘を助けてくれたと感謝して酒をすすめる。
ドルゴンは「水くさい 身内も同然である  感謝など不要だ」 」
ウクシャンは「シャオユアルも幸せ者だ」と言うと複雑な顔になるドルゴン
「シャオユアルはもうすぐ来るのでお待ちを、 」ウクシャンが言うと
「さっきの賊たちが又襲ってこないか心配だ ドド戻って備えるぞ」と言い
そそくさと席を立った。

ユアルが賊の正体を知っているのかウクシャンに尋ねると
「アクラに決まっている!」驚くユアル「なぜ アクラが?」
「ハイランチュウが寵愛されれば アクラに後ろ盾ができたのも同然
 ドルゴンを味方に引き入れるのよ」サイチーヤーはウクシャンに言う
「それはシャオユアル次第だ」
そこへシャオユアルが入ってきた ドルゴンを探すシャオユアル
「焦るな じき結婚するのだぞ」
サイチーヤーはシャオユアルに「愛情をすべて表にだすのではなく神秘的でいること」
シャオユアルは意味がわからないと言う ユアルにも分かるのかと聞くが
サイチーヤーは「分かっていれば 今のように肩身が狭くないはずだ 」
黙って下を向いているユアル

外に立っているユアルを見かけたドルゴンが近づいた。
「なぜ あの場に? 」
「偶然だ! 戦から戻って君の近況を知ったが 会いに行く機会がなかった。
 悲しむな世界中が君を裏切っても 私は永遠に君の味方だ」
ドルゴンと視線を合わすと「ドルゴン ありがとう」素直に言う

その2人を 肩をさすりながら 唇をかみしめながら見ているアクラ

シャオユアルは大木に向かって
「天よ 私は結婚するのよ 幸せになるわ」手を合わせながら声高らかに叫ぶ。
その時 近くで寝転がっていたドドは 素早く木に駆けのぼり 木の実を採って
シャオユアルに差し出した。
差し出した木の実を投げ捨てたシャオユアルは「誰が取ってといったのよ!」
「君のために摘んだんだよ」
「その実は自分で摘んでこそ願がかなうのに 余計な事をしないで 」シャオユアルは怒り 帰ろうとする
知らなかったんだと謝りながら シャオユアルを追いかける。
「単なる迷信だ! それなら私が願をかなえてやる 」ドドが言うと
「いいわ 私に詫びたいのなら あの木の実を全部摘んで!」「お安い事だと」
と木に登るドド ハチの巣を落としたばかりに蜂の大群に追いかけられて逃げる2人
 蜂に刺されたドドを見て その様子を面白がって笑うシャオユアル
「君の名は?」「チチカ」 ドドは気にいったみたいだ。


婚礼の祝をユアルから受け取るとシャオユアルは
叔母上(サイチーヤー)が色々説教すると愚痴をこぼす。
「従姉上(ユアル)はハンを飼いならしているのか?」と聞く
「分からないし 飼いならす気もない彼の望みどおり従うわ 」さみしげに答える。
「つらくないか?」「心から好きなら 幸せを願うもの つらくても本望だわ」
そして「ドルゴンはいい人よ 嫌な思いをさせたら 私がお仕置きする」ユアルは言うが
シャオユアルは不安そうに
「怖いのは愛されないこと 盛京で会った時彼は私に目もくれなかった 
  まるでチュオリンがハイランチュウの事しか見てなかったように 」
 ドルゴンの気持ちを知っているだけに 複雑なユアル
「従姉上は彼と仲が良いのね 彼のことをもっと教えて、」
ユアルは今までのドルゴンの事を語る その表情は明るく 愛している人を語るみたいだ。
ユアルはハタッと気がつき
「シャオユアルよりも喜んで彼の話をしている」心で思うのだった。

(いつの間にか ドルゴンをたよりにしているのよね)
宴の夜
蜂に刺された顏を面で隠し チチカを探していると「女を探しているのか」
ドルゴンに見破られたドドは「チチカという名前の女を知っているか」と問う
「きっと名前のとおり花のような娘だな 惚れたのか? 応援するぞ 」
照れくさそうに笑うドド
面を付けたまま チチカを見つけたドドは「チチカ」「誰?」
「私だよ 分からないのか?」ドルゴンと勘違いしたシャオユアルは嬉しそうに恥じらう。
「踊ろう」の言葉に素直に従うシャオユアル

その頃 ユアルを見つけたドルゴンは「一緒に踊ってくれ」と踊り出す

(他の女と婚約しても なおも恋する女と踊る心境 複雑だわね、)

踊り終えて 面を取ったドドの顔をみたシャオユアルは「あなたなの?」と驚き逃げ出す
追いかけるドド
シャオユアルはユアルを捕まえ「さっき、、」話そうとした時 ドルゴンが現れ
 ユアルはシャオユアルが結婚相手だと紹介した。
ドドもやってきてチチカがシャオユアルだと分かり驚く。

アクラがリンダン・ハーンの使いだと 乗り込んできた。
贈り物だと差し出したのは「“ 羅刹像” 家に置くと悪魔を追い出すらしい 邪気を持って邪気を祓うわけだ 
良くみると大福晋と幾分 似ているな」アクラの言葉に
「不吉な者達が消え いまや我が家は平穏だ 自分のために持っていけ」ウクシャンが負けずにこたえる。
その言葉にムカッとするアクラ
その時 ドルゴンがさえぎった。
「待て! 大福晋 今日は私とシャオユアルの婚約の日 騒ぎを起こすものは許さん!」
「その通り 」ウクシャン
「アクラ 」と言いながらアクラの肩をつかむドルゴン 一瞬表情が変わるアクラ
すぐさま笑みを浮かべると「 祝いの品は届けました 失礼しました」と去り際 
羅刹像を投げ捨てた。

ドルゴンはユアルを襲った賊はアクラだと確信した。

シャオユアルとともに盛京に戻るユアルは サイチーヤーからジャジャへの
贈り物を持たされ ジャジャの前では従順を装え と言われる。

ユアルは頼もしげにドルゴンを見つめるシャオユアルの手を取り
「 本当に好きなのね 英雄も悲しむ時があるし 女の人の愛が必要だわ 
 彼はいい人よ大切にしてあげて 」
「私の事よりドルゴンの事を心配するの?愛してくれたら私も大切にするわ」
 
途中再び賊に襲われた。その賊の矢を受けたのは賊の一味かと思ったアクラだった
ドルゴン達は以前の山賊とは違うようだと思うが  アクラの顔の表情をうかがう

ハイランチュウのもとへ鳩文が 「計画は失敗した」
にがにがしく文を破り捨てるハイランチュウ

ジャジャとハン
「シャオユアルとドルゴンの結婚はホルチン部の中も強まることだから 良い事だ」
ハンは「ウクシャンとアクラのどちらを支持すべきだ?」 考えるジャジャ 
サイチーヤーがハンへ口添えするよう 贈り物をしてきた時のことを思い出し 
「一長一短かと 立場で言えばウクシャンだけど アクラほど兵を指揮できない
ウクシャンを激励し、同時にアクラを重用すれば 2人とも忠誠を競い合う
それが一番の選択だ」 ジャジャの言葉に 
ハンはそれは名案 君がいれば何事も安心 とジャジャをほめる

(どちらも上手に操れと言うのね まーあ 内助の功なれど 
 ハンがこのぐらい思いつかないとはね )


悲鳴とともに ヤーチュンの自殺の場に遭遇したハイランチュウは
すぐさま助け出した。ヤーチュンのそばにあった布をかぐとすぐ
たもとに隠した。
腰を抜かして座り込んでいるのは 嘘の証言した宮女だった
亡くなったと 宮女に伝えると駆け寄ってきて「こんなバカな事を、、」と
しらじらしく泣いた。
「福晋は自害したの?」「御子を失ってから 何度も自害を図っていた」と言う宮女の言葉に
 嘘だと分かったハイランチュウは私が処理するから下がれ と命じる。
宮女の枕元にヤーチュンの幽霊が現れ 恐怖におびえる宮女
「大福晋の命令でしたことだ 恨むのなら大福晋を恨んでください。」と口ばしった。
その幽霊騒ぎはハイランチュウが仕組んだ事だった。

ハイランチュウはジャジャのとこへ赴いた。
ジャジャはアクラかウクシャンかどちらを推すか ハンが決めることだと言う
「大福晋の悩みを解決したら 考え直していただけますか?」
そういうと宮女を目の前に連れてきた。
「ランリンアル(宮女)に命じてヤーチュンを陥れたとか ユアルを流産させ
それをヤーチュンの仕業に見せかけ それまたヤーチュンの精神を錯乱させた」
冷やかに言うハイランチュウに対して
顔色変えずジャジャは
「他人の話を真に受けすぎね 単純だこと 証拠もないうえ  一介の宮女の話なんて誰が信じるの?」
「大福晋は後宮の主ですから 誰もたわ言だと信じないでしょう。でも噂とは怖いもの
 もし少しでもハンの耳に入ろうものなら? ユアルとドルゴンの事をまだ覚えていますよね」
ハイランチュウの言葉に少しも動じないジャジャはうすら笑いを浮かべると
「ハンと私は長年の夫婦の絆がある 簡単に揺らぎはしない そんなことで私を脅かす気なら
 己の首を絞めるわよ 」と静かに威圧する。
ハイランチュウも負けずに「大福晋を脅すなんて滅相もない」と言いながら人払いを頼む
2人になったとこで ハイランチュウは 「私達は草原で自由に生きてきた ある人のため捕らわれの身も同然となった」「ハンのためなら光栄よ」「ハンでなく父上だ」
叔母上はホルチン部の繁栄のため 後宮で1人闘われている 父上の命令を遂げるために
正室であっても ユアルの踏み台でしかない 父上が推したいのは叔母上でなくユアルだ」
「兄上がどうであれ ハンは私を選ぶ 私は後金の大福晋よ 」
直も続けるハイランチュウの言葉を遮ると
「魂胆は分かっている 私にアクラを支持させたいのであろう? 私を操ろうなんて百年早いわ 」
声をあらげて言うジャジャに
「私と叔母上は良い関係ではないけれどサイチーヤーは共通の敵
目的のためなら手を組むべきだ」「私の目的は何?あなたは?」
「あなたは権力!私は復讐です サイチーヤーは母とチュオリンを殺した!
 アクラを守るため復讐すると誓った。」
だが信じられないと言う風に 「サイチーヤーみたいに結局は敵対するのではないか」と
言うジャジャに向かって首飾りを見せ
「彼はまだ私の心の中で生きています 他の男が入る余地はありません」
「ハンを何だと思っているの」怒るジャジャ
「隠すことはない すべては復讐のためです 復讐を遂げれば後宮から去ります
 寵愛を争うこともない」考えるジャジャ
「いいわ 私も賭けましょう あなたとチュオリンの愛に、、 」ほほえむ2人

(ユアル 一番信じている2人に裏切られるのかしらね)

ハイランチュウは宮女を利用しようと思い 助ける
 
そしてハイランチュウは懐妊「男の子を生んでくれ と喜ぶハン
だが ハイランチュウは密かに涙を流しチュオリンに 許しを請う。
「これも 復讐のためだと、、」

ドルゴンはシャオユアルと婚礼
やりきれないドルゴンは酒に酔う 止めるドド
「密かに思わせてくれ  お前には分からん!」と叫ぶドルゴンの目に涙
ドドも又悲しげに「分かるさ 愛してはならない人を愛した」酒を飲む。
酒の量とともにシャオユアルがユアルの顔に見える
「君なのか?ずっと君が恋しかった 君は私のものだ」
そう言いながら シャオユアルを抱く
目覚めたドルゴンは早々に 公文をみてくる と出て行った。
不安を覚えるシャオユアル 外の物音に気がつき出てみると
あの木の実が二つ置いてあった。
それがドルゴンが置いたと思ったシャオユアルは喜んで手にした。
ドドは蔭ながらシャオユアルの幸せを願う。

(悲しい悲恋物語です 誰ひとりとして恋が成就していないわ)