東京文化会館大ホールで開催された「ニューイヤーコンサート」に行ってきた、正月3日だというのに満員だった、15時開演、16時45分終演
出演
指揮:ガエタノ・デスピノーサ(伊)
ヴァイオリン:荒井里桜(1999)、第15回東京音楽コンクール弦楽部門第1位及び聴衆賞
管弦楽:東京都交響楽団、コンマスは水谷晃
曲目
- オッフェンバック:オペレッタ『天国と地獄』序曲
- マスネ:オペラ『タイス』より 「瞑想曲」(注)
- サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ イ短調 Op.28(注)
- ワーグナー:オペラ『タンホイザー』序曲とバッカナール
- ガーシュウィン:パリのアメリカ人
(注) 荒井里桜がソリストとして参加した曲目
(ソリスト・アンコール)
パガニーニ作曲(デスピノーサ編曲)「カンタービレ ニ長調 Op.17」
この日は幅広い年齢層の人が来ていたように見えた、私は舞台に向かって左側の2列目の席、指揮者や荒井里桜の表情や仕草が良く見えてよかった
荒井里桜の演奏は昨年テレビで読響とチャイコフスキーのバイオリン協奏曲を弾いた公演を観た(こちら)、ホールで観るのは初めてだ、今日のバイオリンは1837年製J,F.Pressenda、この日の荒井は真っ白なドレスを着て登場してびっくりした、まるで結婚披露宴の新婦か白雪姫が出て来たのではないかと思った
今日の彼女の演奏はうまかったと思うが、演奏中の表情がなぜか硬く、演奏を楽しんでいるようには見えなかったのは私の気のせいか、演奏後は盛大な拍手を浴びていた、1999年生まれだからまだ今年25才、頑張って成長してほしい
指揮者のガエタノ・デスピノーサははじめてお目にかかる人だが、指揮する姿、指揮を終わった時の振る舞いなどを見ると、楽団員にいろいろ気配りしていることが感じられた、日本の楽団とは既に何回か共演したことがあるので、日本人や日本の観客との接し方は心得ているのでしょう、好印象を持ちました
さて、この日の公演の感想を少し述べたい
先ず、この日の演目だが、最初の3曲は全てフランスの作曲家の作品である、また、最後のガーシュウィンの作品も彼がフランスに滞在した時にパリの街に魅了されて作曲したものであり、ワーグナー以外はフランスに因んだものである、その辺の演目の狙いについてはプログラムノートなどで説明してほしかった
- オッフェンバック:オペレッタ『天国と地獄』序曲
(感想)
このオペレッタは好きだ、この序曲も良い、特に最後の「地獄のギャロップ」は最高だ、私の年代以前の人はきっとこれを聞けば文明堂のコマーシャル、運動会、パチンコ屋でかかっていたのを思い出すでしょう - マスネ:オペラ『タイス』より 「瞑想曲」
(感想)
よく聞く曲で、フランスらしい曲だと思った - サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ イ短調28
(感想)
タイスも含めて荒井里桜が難しいバイオリンの曲をうまく弾いていたと思った - ワーグナー:オペラ『タンホイザー』序曲とバッカナール
(感想)
今年はワーグナーのオペラに挑戦しようと思っていたので、この日に聴けてちょうどよかった - ガーシュウィン:パリのアメリカ人
(感想)
ガーシュウィンはそれほど好きではないので普段あまり聞かないが、それなりに楽しめた
楽しめました
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