荻窪の荻外荘に行った後、駅までの帰り道に名曲喫茶「ミニヨン」があるので立ち寄ってみた、何度か来たことがある店だ、この日は土曜日、店に入ると半分くらいの席が埋まっていた
荻窪駅南口から歩いて5分くらい、南口の駅前商店街を阿佐ヶ谷方向に向かって進み、その東に延びる商店街の一番外れくらいのとこにある、階段を昇って2階が店だ、ビルの外には大きな看板がある
入って一番奥の窓側の席に腰かける、一人の人は二人掛けの席に座らされるようだ、着席して正面にスピーカーが見える席、右手にはカウンターとその背にLPのライブラリーがびっしり
この日はコーヒーとクッキーを注文、800円くらいだったか、クッキーは2種類あり、紅茶味のクッキーをたのんだ
来ているお客さんは若いカップルもあるが、一人で来る年配の男性客が多い、けっこう入れ替わりがあり、新しいお客さんも次々と来店していた、名曲喫茶が繁盛しているのはうれしい
この日は読みかけの本を持ってきて音楽を聴きながら1時間くらい読めたのは良かった、2方向が窓になっており、レースのカーテンから午後の日差しがやさしく店内に注がれ、音楽鑑賞しながらの読書には最高の場所となっている
私が滞在中にかかっていた曲をGoogleの音声認識で調べると
- シューマンのピアノ五重奏曲op44
- モーツアルトのバイオリン協奏曲第3番
- バッハのチェロ(Suite for Solo Cello No1,G-Mejor)
店のオペレーションは和服姿の女性が一人で仕切っていた、創業者の深沢千代子さんのご家族か、何人か決まった女性が交代で担当しているようである、この店はホームページによれば、「昭和36年(1961年)荻窪駅北口で開店し、昭和46年(1971年)に現在の南口のビルの2階に移転、平成13年(2001年)、91歳で名物ママ(深沢千代子ママ)が引退。節目の年でもある同年7月、開店40年目にして店をリニューアルオープンした。ママの意志を継ぎ再出発した名曲喫茶ミニヨンは、喫茶・コンサート・ギャラリー(「ギャラリーミニヨン」と改名)の三本柱で、レコードがまだ高価だった時代の文化を残すべく営業を続けている」とある
いつまでも残ってほしい店である
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