あてにならない土地勘

2015-12-17 09:43:54 | 独り言
引っ越して3ヶ月半経った。そこそこの土地勘にたよって領土開拓に出かけた。いつものように当麻寺でのお参りを済ませたあと、見知らぬ町並みの辻々を気が向くままに歩いた。たまに二上山を仰いでおおよその位置を確かめる。山の姿形で方角がわかるはずであったが、途中からそれが怪しくなってきた。向かっているはずの地点から次第に遠ざかっているようなのだ。すると線路が見えた。地図で見ていたからだいたい分かるはずだ。ところが近鉄の線路だと思っていたのがJR線だった。こうなると私はとんでもないところ来ていたのだ。それからは土地勘は捨てて地図の記憶を頼りに線路の架線を見失わないように歩いて、やっとこさ見慣れた場所に戻ってこれた。3時間半の長旅になった。歩数は2万歩を超えていた。あてにならない土地勘にしてやられた。餃子定食で12個の餃子とご飯のお代わり、空腹を満たして、ラスト30分慣れた坂道を歩いて住処にたどり着いた。

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