東大寺二月堂のお水取りに行って来た。火の粉が降ってくる舞台の下とは程遠い場所だったが火と闇の神秘的な霊的な演出に魅せられた。
帰りに30年前に寄ったおでん屋を訪ねてアーケードの商店街を歩いて行った。この辺りと、路地に目をやると、懐かしい酒処「蔵」が昔と変わらぬ佇まいであるではないか。相変わらず混んでいたがうまい具合に座れた。店員に「昔と変わらないね」と言ったら「そうですか」と帰ってきた。それもそのはず、彼は30年前にはまだ生まれていなかっただろう。時の流れを感じた。途中から隣に席に座った男性と、僕が飲んでいる日本酒の味から言葉を交わすようになった。茨城県からこの行事を見に来られた人だった。余計なことだったかもしれないが、明日の予定に秋篠寺の伎芸天と飛鳥の高松塚古墳を勧めて帰路についた。とても遠くへ旅してきたような気分で電車に揺られていた。
その節は,楽しい時間をありがとうございました。
翌日,お薦めの「秋篠寺の伎芸天と飛鳥の高松塚古墳」へ行ってきました。飛鳥の方は,1泊4日の強行スケジュールのせいか,前日の斑鳩徒歩巡りのせいか,足が少しばかりだるかったのですが,赤バスは,一時間に一本しかないというので,レンタサイクルで甘樫丘から,飛鳥寺,石舞台古墳を巡り高松塚古墳まで行けました。
夜行バスの時間まで間があったので,京都の街を歩いたのですが,改めて奈良の落ち着いた雰囲気が懐かしくなりました。高田さんが奈良にお住みになったのも少しは分かったつもりになりました。
また,奈良に行きたいと思います。そして,「蔵」でご一緒できたらよろしくお願いします。
旅のお疲れ出ていませんか?私のブログまでお越しいただき有難うございます。「蔵」では短い時間でしたがいいお酒を飲ませてもらいました。飛鳥では遠くまで回ったんですね。甘樫の丘もお勧めしたかったのですが、大変かな、と思って言わなかったので、寄られて良かったです。大和三山も歓迎してくれたと思います。また奈良に来られる時には是非ご一報下さい。「蔵」で<つづき>を語り合えたら嬉しく思います。