ある方の書を見る事になる
何回か拝見する内に、筆の運びに惹かれて行き、ダメ元を覚悟で「何か書いてくれませんか❓」図々しく言ってみると「戸惑いながらも、承諾を頂いた」
大きな長い紙、、掛け軸にするような、、そんな作品を展示会に出されているが、我が家に床の間は無いし、飾るスペースは無いから、大作を書いていただく訳には行かない
慌ててその旨をお伝えして半紙位で、熟語は識らないが「今後も歳なりに頑張りたい」ような気持ちを申し添えていました
その方は懇意にされてる法印さんに(私の様子と、適当な言葉を相談された由)
すかさず言われたのが
この言葉
郵便で届けられたお礼の電話をと思いながら、字を見ていると亡くなった両母を思い出した
当時は自分的に孝心を果たした気だったが、まだまだ仕足らなさがあったのでは無いか?
戦後の食べ物の無い環境の中の親の慈愛の念にはとても及ばないだろう
妻の世話をしながらも、不調な時には苛ついて怒鳴る、、
まるで私を見透かしたような言葉であり、眺める内に胸が熱くなり涙が止めどなく流れた
行徳を見ながら、気持の整理が付いてお礼の電話はまだ先になりそう
釣