No Room For Squares !

レンズ越しに見えるもの または 見えざるもの

夢色ベンチ

2014-11-10 | 二眼レフ
銀杏の落葉で、黄色く染まったベンチ。銀杏の「実」の方の匂いも凄かった。どんよりと曇った日で、絞りを開けて撮影し、ピントは極端に薄くなった。なんともいえない描写だが、味があるので採用した。


追伸:
味で済ませたが、ちょっと描写が変なのは画像処理の手を抜いていることと、スキャナーの調子が悪いことが原因である。フィルムスキャナーも含めて、様々なスキャナーを使ったが、現在はキヤノンのフラットベッドタイプを使っている。ブローニフィルムを扱うととなると、キヤノンかエプソンのフラットベッドしか現実的な選択肢がないのが現状である。
そのスキャナがここ数ヶ月調子が悪い。動作が引っかかったり、光源も黒ずんできた。色々な問題はあるものの、逆にその結果出てくる画に、妙な味があるような気もしている。とはいえ、いずれ使えなくなるのは眼に見えているので、目下物色中である。
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角館の丸ポスト

2014-11-09 | 二眼レフ
角館の丸ポスト。折に触れて撮っている。角館の紅葉は、今がピーク。この写真は先週撮ったもので、現像の関係でアップが遅くなったのである。今週の写真は、来週頭に現像が上がるだろう。ブローニのカラー現像は自分で出来ないのでやむを得ない。ちなみに、今週の角館には、キヤノンのLレンズを付けた人たちが何十人もいた。幾ら何でも変だと思い調べたところ、キヤノンのレンズ体験イベントが開催されていた。もちろん僕もデジタル一眼レフを持って角館を散策することも多い。でも、やはりこの町は、フィルムカメラでゆっくりと撮影する方が楽しいと思う。

ROLLEIFLEX 2.8D / KODAK EKTAR 100
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AUTUMN LEAVES

2014-11-08 | 二眼レフ
雨に濡れた枯葉は、物哀しく、情感豊かである。頭の中にマイルス・デイビスのかすれたトランペットが鳴り響く。

ROLLEIFLEX 2.8D / KODAK EKATR 100
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駅前旅館

2014-11-05 | 二眼レフ
そのものズバリである。駅前旅館という旅館が、全国にどれだけあるのか知らないが、駅前には須らく旅館と食堂があるべきだと思う。でも、結構な数の「駅前旅館」が廃業してしまったのだろうなと想像している。

ROLLEIFLEX 2.8D / NEOPAN100 ACROS
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手書きの優しさ

2014-11-03 | 二眼レフ





数日前に掲載したのは、紅葉に包まれた「下田子の木」バス停。その次のバス停が、この「上田子の木」バス停である。どちらも優しいバス停である。田沢湖周辺の観光施設は、とかく観光客から評判が悪い。多少なりとも僕も気分の悪い思いをしたこともある。だが、こういうバス停を見るにつけ、本当は心優しい人たちで、その表現方法が全国標準から見ると特異なので、誤解を招いているのかもしれなと思う。

さて、バス停とは関係ないけど、久しぶりに「ネオパンアクロス100」というフィルムを使い始めている。たまに使うと、すごく良く感じるのに、「何故いつもコダックに戻ってしまっていたのろう」と考えていた。その理由が分かったような気がする。フィルムが悪いわけではなく、僕の撮影と現像の問題ではある。ただ、条件によっては、今回の画像のように眠い画像になり易いのである。これがコダックであれば、バス停の奥の文字なんて潰れてしまい。それと引き換えに締まった画像は手に入る。ネオパンは、なまじ表現力があるので、暗部を潰すのが惜しくなり、眠くなるのかもしれない。これは、スキャンとプリントでも事情は激変するので、あくまで僕のデジタル化の環境の話である。

ROLLEIFLEX 2.8D / NEOPAN100 ACROS
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店頭の果実

2014-09-19 | 二眼レフ

山形県大石田の小さな商店。恐らく、地元の人しか立ち寄らないであろう、その店には山盛りの新鮮なフルーツが並んでいた。本当に全部売り切れるのだろうかと心配になる。大丈夫だから並んでいるのだろう。さすがフルーツ王国・山形である。恐るべし。


Rolleiflex 2.8D / Kodak T-MAX100


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二眼レフと高畠町

2014-09-15 | 二眼レフ










昭和レトロな町。それを目指したものの、中途半端な状態で頓挫している町、それが山形県高畠町である(関係者が見ていたら、すいません)。でも僕は、そんな等身大な高畠町が好きなのである。結構な回数、この町に散策しに出かけている。今回は、二眼レフカメラ「ローライフレックス」を久々に持ち出しての散策である。内部には、例によって期限切れのコダックが入っている。

さて、今回何故ローライフレックスなのか。それは一つに、夏が去り「フィルム現像シーズン」がやってきたからだ。ずぼら自家現像を実戦する僕にとって、何もしなくても水温が「20℃前後」に安定する理想的な環境なのである。そして、二つ目の理由は、カメラの機能確認である。前回、このカメラでカラーフィルム撮影したところ、現像結果が全て2~3段の露出オーバーだった。ラボのミスなのか、カメラの故障なのか、僕の露出ミスなのか。それを確認したい。

結果、露出には大きな問題はなかったので、まずは一安心。写真の出来自体は凡庸なので、引っ張ることをやめ、まとめて「散策写真」として蔵出しすることにした。これで一応コダックのブロー二フィルムのデッドストックは終わりとなった。後は先日、旧価格で買ったトライX(6本入り)を冷蔵庫で保存しているだけである。折角の現像シーズン、富士のネオパンに行くか、イルフォードのISO400に行くか、思案中である。

Rolleiflex 2.8D / Kodak T-MAX100


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湧水

2014-07-30 | 二眼レフ

秋田県六郷町には、「湧水」と言われる天然水が沸き出す泉が沢山ある。個人の家に沸き出す専用の湧水もあれば、共同で使用される「湧水」もある。共同湧水は、飲み水を取るところとか、手を洗う場所とか、野菜を洗う場所とか、用途ごとに場所決めがされている。勿論、子供たちにとっては格好の遊び場だ。(落ちても、子供の足がつく深さです。念のため)

さて、2年ほど前まではブローニのフィルムは、近隣のショップで処理することができた。でも今では全てが東京送りとなってしまった。郵送受付の現像も試してみたが、長続きしなかった。最近は、ブローニフィルムに関しては、全てモノクロの自家現像で対応している。つい最近、家から決して近くはないが、ブローニフのネガィルムを自家処理してくれるショップを見つけたのである。大型スーパー内に出店している一見普通のDPEショップが、実はマニアックな店で、中古カメラもあれば、ブローニフィルムのバラ売りもしている。そこで、今回そのショップに早速現像依頼してみたのである。フィルムは、フジのPRO160である。以下、現像受け取り時のこと。

 店主 「はい、ブローニのこちらですね。これねー、全部アンダーになっちゃっていましたよ」

 僕 「あーやはり、半段くらいですか?(精度の悪い方のセコニックを使ってしまったので)」

 店主 「いやいや、半分どころじゃなくて、2段以上でした」

 僕 「あれ?」

 店主 「ISO400のフィルムですから~」

 僕 「いやISO160です!」

 店主 「えっ?」

 僕 「・・・・・。」

 店主 「・・・・・。」

 店主 「(慌ててフィルムを確認して)そうでした!そうでした!160だったですね!」

 僕「無言・・(絶対間違えただろ?)」

という訳で、すべてのコマがアンダーだった。画像処理をしてもカラーバランスに無理があるので、モノクロに変換した。でも、僕は怒らなかったのである。最近、怒りの沸点が低くなることに自己嫌悪を抱いていたし、理不尽な出来事が続いていて耐性ができていたこともある。何よりも、今回の失敗より、次からもこのショップを使えることを選んだのである。(実際、大した写真もなかったし)
次は頼みます。


Rolleiflex 2.8D / FUJI PRO160 (モノクロ変換)

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何でもない路地

2014-06-25 | 二眼レフ

この場所が好きなのである。これといって何があるわけでもなく、車は通るものの人通りは殆どない。素っ気無いコンクリートブロックに、地場醸造会社の社名広告。その下には番地表示。陽射しが強い時には、風にそよぐ木々の陰がブロックで踊る。こういう何でもない光景を、もっと表現できるようになりたいものだ。


Rolleiflex 2.8D / FUJI NEOPAN 100 ACROS

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Neopanとお寺

2014-06-24 | 二眼レフ

Neopanでお寺を撮る、それは何をどこからみても正しい行為である。これに対し、トライXでお寺を撮ることには、何故か違和感がある。教会であれば、 NeopanでもトライXでも問題ないように思えるのに、不思議な話である。こんなことを考えていたら、良い写真が撮れないのも道理である。

Rolleiflex 2.8D / FUJI NEOPAN 100 ACROS


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