「バーボンではない、テネシーウイスキーと呼んでくれ」。そんな気骨を感じるジャックダニエルの最高峰、No.27 GOLDである。僕は長いことバーボン派だったが、ここ十年はすっかりスコッチウイスキー(シングルモルト)派に転身していた。スコッチの森に足を踏み入れると、バーボンが田舎臭い酒に感じてしまうのはやむを得ない(失礼!)。上質のスコッチをストレートのショットグラスに注ぐ。まず鼻腔に香りを馴染ませてから初めて口をつける。ゆっくりと舌の上で液体を転がしてから、喉に流し込む。その瞬間、喉奥からシングルモルトの香りが再び鼻に抜けていく。つまり鼻と舌と喉で三度味わい、更に余韻を鼻で楽しむ。それがスコッチの世界である。無論素晴らしい時間ではあるが、爺むさい趣向でもある。たまにはドカ、ドクドク、ガツン、フッーとシンプルにいきたいものだ。そんな時には、やはりバーボン、もといテネシーウイスキーである。流石はN0.27 GOLD。世界観は異なるが、やはり鼻から甘い蜜の香りが抜ける。嗚呼、そういえばバーボン(もといテネシー・ウイスキー)が大好きだったんだ。久々に思い出した。
4月の後半に左足のギプスが取れた。まだ全治までは一月掛かる。それでも骨折の治療に目処が立ち、松葉杖も使わなくなった。何とかGW開けからは娑婆に復帰できそうだ。たかが骨折、されどこの二ヶ月間の苦労は忘れられない。独り静かに極上の酒を共に、この二ヶ月を振り返ったのである。最高の酒だった。ジャックダニエルが好きな方も、そうではない方も、一度騙されたと思って「No.27」を味わってみて欲しい。ここにも至福の酒がある。
X-PRO3 / XF35mm F1.4r
今ではライブ・スポットやバーで時々数杯飲むだけ…宝くじが当たれば他のお酒は全て止めてJackだけにしたいものです
ご回復おめでとうございます
我が家の家業のバーですが
店名Mr.BOURBON
開店直後は
バーボンの専門店でしたが
現在はスコッチ等々
かなりの種類になりました
夫はジャックダニエルが
大好きなので
立て看板は
デザイン模してます
余談ですが
私の好みのバーボンは
フォアローゼスです(^^ゞ
マッカラン、BOWMOREと来て、バーボン。
No.27 いつかいきたいです。
写真を拝見して、文字どおりに「垂涎!」でした。(笑)<ジャックダニエル>は美味い酒だと思います。
勿論、蒸留所毎に色々と違いは在るものの「ウィスキーの造り方」という意味では、<ジャックダニエル>はバーボンと変わる訳でもないようです。
米国の規則で「バーボン」と号して差支えない酒は「ケンタッキー州で製造」に限定されるということです。そこでテネシー州に在る<ジャックダニエル>は、ウィスキーに製造地域の名を冠して「テネシーウィスキー」と号していると聞きます。
こういう蘊蓄を思い出しながら、方々の銘酒を愉しむのは堪えられません!
ところで負傷に関しては、杖を使わずに歩くことも出来るようになったのですね。善かったと思います。「そう言えば、如何された?」とこちらのブログを拝見し、「羨ましい酒だ…」と眺めていた訳ですが…如何しても、使っていなかった負傷箇所の筋肉が衰えて、暫くは身体の動きが何となく不器用になりますが、何時の間にか気にならなくなるものであると思います。御自愛下さい。
僕も食事時に飲んでしまうと、あっという間に無くなるので、一日の終りにゆっくりと楽しむようにしています。
でも最初から飲んだほうが旨いんですよね。
素敵な店ですね。いつの日か、行きたいと思っております。
20代はバーボンばかり飲んでいました。フォアローゼズが僕も一番好きでした。
骨折中は強い酒を飲みたい気分にはなりませんでした。
ここは非日常ということで〜。
No.27、是非おすすめです。(僕は1万円未満で買いました。結構あるみたいです)
テネシー・ウイスキーは、バーボンに含まれ、原材料などに定義があるようです。
ご当地ラーメン的な位置づけかと想像しております。
そういうのは確かに愉しいです。先日は、ケンタッキーダービーに合わせ、我が家でもウッドフォードリザーブでミントジュリップを作って飲みました。
追伸:ヨガマットを買い、足先のゆっくりストレットを始めたら、大分よくなってきました。でも坂道など課題も多いですし、突然それ以上歩けなくなります。