とっておきの一本。値段ではない。手に入れたときのシチュエーション(苦労)、保存してきた期間(プロセス)、現在置かれている状況、それら様々な要素から「とっておき」は認定される。小布施ワイナリーの「Sans Chemie Petit Verdot 2013」。我が家の秘蔵ワインだった。価格的には多分5〜6千円で入手したものだ。それより高いワインを飲むことは稀有ではない。でもこのワイン(2013年)は、もう市場にはほぼ流通していない。◯万円で欲しいというオファーを受けたこともあるが、断固拒否していた。あと5年ほどは寝かして置きたかったけど、今回飲ませてもらった。ぎゅわっと凝縮された味と、3段階で鼻を抜ける濃厚な香り。美味でした。
追伸:同じSans Chemieシリーズの「タナ」。もう一度飲みたい。
X-H2 / XF16-80mmF4 R OIS WR
コレクションの様に長期保存していて、価値がどう変わるかは様々ですが、飲食系の場合は、飲むか食べるかの際に、それまでの経過を思い起こしながら楽しめるんでしょね。
個人的に所有している趣味の物の中には、台風直撃の中買いに行った物や、二十年位頼み込んでやっと譲ってもらった物などがあるので、当事者にしか分からない大切さというものは、何者にも代え難いものだと感じます。
全くその通りだと思います。そういうものなので、ワインなんかだと飲むべき状況が大事になりますし、僕の好きなレコードとかだと聴く状況を選びます。
そういう他人には分からない(意味のない)自分だけの価値って、大事ですよね。