鹿島様とは、いわゆる人形道祖伸である。町(集落)に、疫病や悪しきものが入り込まないように、守り神としての役割を果たす。その町(集落)で、ずっと大事にされた伝統であり、部外者に口外する必要も理由も無かったのだと思う。それが最近では、町の活性化や観光資源として、この神秘的な伝統の一部を開放しようという風潮に変わってきた。時は折しもコロナ禍。僕は秋田県内に点在する鹿島様を見に行ってきた。その幾つかを紹介したいと思う。
まずは湯沢市にある「末広町」の鹿島様である。この末広町には初めて行った。秋田コンプリートは達成した筈なのに、まだまだ知らない集落がある。この地域は、閉じ込められたような独特の立地条件だった。東側は奥羽本線の線路と山、西側には国道13号線バイパス道路の高架、北側には皆瀬川。行く手は塞がれ、国道13号線の側道を降り、高架を潜って町に入る。その奥に町があるなんて考えもしなかった。そして、その町は想像以上に大きな町だった。その末広町の住民が作り上げる鹿島様は、神社の境内に鎮座していた。別の案内所で偶然、地図を貰ったので辿り着くことが出来た。カーナビでも困難だし、グーグルマップでも肝心なところでストリートビューが途絶えている。事前に調べないと駐車場には到達不可能と言って良い。そんな場所だからこそ、こういう鹿島様が残っているのかもしれない。体長は約3.5mくらいだろうか。大きさではなく、不思議な「気」が満ちていることに驚いた。神聖な空気の下、無病息災を祈ってきた。それにしても、この鹿島様、何か(誰か)に似ている。それが誰だったのか気になって、気になって・・・。それから僕は数日の間、喉に棘が刺さったような微妙な心境で過ごすことになった。それは誰なのか・・・。
X-PRO3 / XF16-80mmF4 R OIS WR
人形道祖神ですかΣ(・ω・ノ)ノ!
初めて見ました~
すごいインパクトです!
大阪は、道祖神はあまりありませんが
お地蔵様は50メートルおきに
鎮座されてる?というくらい多いです。
寄せ地蔵という、小さいお地蔵さまが
30体くらい ぎゅうぎゅうに
集まったものとか、多種多様です。
近所の地蔵探検が散歩の
醍醐味になっております(*´∀`*)
それを北国の農村では、稲藁で作っていたんですね。地蔵様も含めて、日本の民衆の信仰は興味深いですね〜。
この同祖神も、山肌の目立たない所にあったりして、驚くことがありますよ。
その昔、天然痘とか飢饉から守って欲しいという思いで始めたのでしょうね。
誰に似ているかという話ですが、明日の記事に載せますが、しょうもない結論なので恥ずかしいです。
たしかに誰かに似ているような?
なまはげっぽい怖さがありますね
何というか神道的な土地神さまというか
前に立つと何かを感じますね
長野県大岡村芦ノ尻の藁道祖神も鹿島さまと同じく村人の願いの形ですかね
2019年6月23日ジャンル「ドライブ」に写真がありました
鹿島さまはロボット型、芦ノ尻はモアイ像型でしょうか?
こちらもけっこう大きいですよ
今こそ、もう一度ご活躍の場が来たと、お願いして参りました。
人を超えた「あらひとびと」的な何かなんでしょうね。僕の「おち」はしょうもないので、この後掲載します。
あとでじっくり、yottinさんの写真も拝見させて頂きます。