No Room For Squares !

レンズ越しに見えるもの または 見えざるもの

君は鹿島様を見たことがあるか(終)~みちのくの理不尽大王

2021-09-03 | 街:秋田



一枚目は、湯沢市岩崎地区の「緑町の鹿島様」である。すぐ近くに「湯沢市ふるさとふれあいセンターかしま館」があり、そこで周辺のマップを貰うことが出来た。そして2枚目の「末広町の鹿島様」、つまり昨日掲載した鹿島様に辿り着いた。二体は基本的に同じ様式、体形のようだった。この「あんこ型」体形に、ザンバラ髪のワイルドな容貌。仁王立ちして、顔を若干下げたポーズ。何かに似ている。見たことある。知っている。それが何なのか、分からないまま丸2日を過ごした。夜、寝る前に突然目の前に「彼」の姿が煌めいた。黄色いトランクスを履いたサムソン冬木こと、冬木弘道(プロレスラー)の姿が・・・。

冬木選手は国際プロレス出身で、その後幾つかの団体を歩き渡る。インディープロレス団体のFMWで、あの大仁田厚と抗争を繰り広げたことでも知られる。「理不尽大王」を名乗り、実力派ヒールなのに、どこかユーモラスなキャラクターで知られた。2003年大腸がんで亡くなっている。享年42歳だった。これらは全てウィキペディアで調べたことで、僕は特に冬木選手に詳しいわけでも、ファンだったわけでもない。そんな僕でも顔を連想する位だから、昔のプロレスラーは有名だった。いまはそういうプロレスラーは数えるほどしかいない。この鹿島様を作製する際に、当然大元の姿はあっただろう。それを再現する際に、造り手にプロレスファンがいて、無意識にサムソン冬木の姿に近づいてしまったのではないか。そんな想像したが、不謹慎であれば謝ります。サムソン冬木のフリー画像が見つからなかったので、以下YouTubeチャンネルにリンクさせて頂いた。理不尽大王、コロナウイルスを撃退して下さい。話と興味が完全にずれてしまったので、これで鹿島様シリーズは終了する。また機会があれば、他のものも掲載したい。


ノア主催による冬木の引退興行 (プロレスダイジェストM2NETさんYouTubeチャンネルより)

 


LEICA M10 MONOCHROME / ELMAR M24mm ASPH

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2 コメント

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Unknown (Charlie)
2021-09-04 08:37:50
おはようございます。
凄く迫力が在る像ですね!知kらづ好い感じで、悪い何かを腕力で粉砕してくれそうな、頼もしい感じだと思います。
細かい内容は失念してしまっていますが、小学生の頃に『八郎』というような童話を学校の国語の時間に読んだような記憶―確か…“八郎潟”に関する伝承か何かを軸にした創作だったような?―が在って、アレに力持ちの大男が登場します。多分、何かの伝承のようなモノに題材を求めた童話である筈で、そういう物語に力持ちの大男が登場し、写真のようなモノのイメージになっているというような気がしました。
往年のプロレスラーを想起…確かに!!しかしこれはプロレス界にも出身者を送り出した経過が在る角界…「相撲の力士」がデザインイメージの基のような気がします。
ところで、画は「24mm」画角ですね!こういう一寸大きな像のようなモノを撮るには好適だと思いながら視ました。更に、藁を編んだような質感が、モノクロには似合いますね。
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Charlieさん (6x6)
2021-09-05 07:41:51
悪しきものを追い払うには、腕力のある力持ち。かつ神的な力を持つ者。
これは、まさに相撲の力士そのものかもしれません。ご指摘の通りだと思います。
こんな像、夜とかに見たら怖いですよね。

追伸:24mmの画角がまだ身に付かなくて苦戦中です。難しく考えると、どこまでも難しいですが、はまると面白い画角でもあります。
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