日本ギア工業 <6356>
――使い勝手で言えばやっぱり最強のクオカード
【優待内容】100株で1000円クオカード
【権利確定月】3月末・9月末
【優待利回り】4.2%
【必要投資金額】4万8300円(100株単位)
フォーシーズホールディングス <3726>
――実は利回りの高い隠れ優待
【優待内容】100株でフェブリナおよびサイエンスボーテで利用可能な5000円相当の優待券
【権利確定月】9月末
【優待利回り】10.1%
【必要投資金額】4万9600円(100株単位)
ビーアールホールディングス <1726>
――書店などでも利用できるクオカードを配布
【優待内容】100株以上で500円相当のクオカード
【権利確定月】3月末・9月末
【優待利回り】2.1%
【必要投資金額】4万7100円(100株単位)
■必要投資金額が低い銘柄へ投資する上のもう一つの旨味
必要投資金額が低い株ももちろん企業活動をおこなっている以上、事業展開に関する様々なニュースが伝わることがある。
具体的な例を言えば、2016年のPOKEMON GO関連として人気を得たサノヤスHD <7022>や2017年ライザップグループ傘下となったマルコ <9980> などが株価を4倍程度に増加させたことは記憶に新しいところだ。
特に2〜3万円程度で購入できる株式ならば、仮に株式価値が0になっても大した痛手ではないので非常に低リスクで高いパフォーマンスを上げることのできる可能性は高いと言える。必要投資金額の低い株へ投資することはそんな点も一つの旨味であるといえそうだ。
■優待投資は肩に力を入れずに楽しむところから
株主優待投資の本質は、企業へと長期で投資をしてそのお礼として優待品を楽しむことである。
株価が場合によっては大きく変化することもあるかもしれないが、出来る限り余裕をもって肩に力を入れずに投資を楽しむことをすすめたい。参考になっていただけると幸いだ。
谷山歩(たにやま あゆみ)
早稲田大学法学部を卒業後、証券会社にてディーリング業務に従事。Yahoo!ファイナンスにてコラムニストとしても活動。日経BP社の「日本の億万投資家名鑑」などでも掲載されるなど個人投資家としても活動中。個人ブログ「インカムライフ.com」。著書に「超優待投資・草食編」がある