19日の米株式市場でダウ工業株30種平均は5日続落し、前日比72ドル32セント安の1万9732ドル40セント(速報値)と2016年12月8日以来、およそ1カ月半ぶりの安値で終えた。
20日の米大統領就任式でトランプ新大統領の演説内容を見極めたいとして、様子見ムードが強かった。午後に入ると金融株などを中心に持ち高調整や利益確定目的の売りが膨らんだ。
一方、経済指標の改善が目立つなど米景気に対する楽観が意識されたこともあって、取引開始直直後には高く推移する場面もあった。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は反落し、同15.573ポイント安の5540.081(速報値)で終えた。