今週の日本株であるが、注目された米雇用統計は、非農業部門雇用者数が17万8000人増と好調だったものの、9月、10月分の雇用者数が下方修正された。ドル円相場も、来年以降の利上げペースが緩やかになる可能性から、やや円高に振れており、外需関連が中心の日本株も下落してのスタートとなる可能性が高いだろう。
テクニカル面では、週足ベースのボリンジャーバンドは、日経平均株価のローソク足が2σから3σの間であり、週足14週のRSIは、70%台前半と、過熱感が強い。
以上を考慮すれば、テクニカル面での過熱感とドル円相場での円高進行から弱気が妥当だろう。ただ、投資部門別株式売買状況を見ると、先々月以降、売り越しの多かった外国人の買い越しが目立っており、IMMの投機筋のポジションでも円売りポジションが増加していることを考えれば、押し目買いの好機となると考える。
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