日々の日記から

毎日の生活 備忘録

奈良県立美術館の企画展「富本憲吉 憧れのうぶすな」

2016-08-31 | 美術館 博物館

奈良県立美術館で開催されている企画展
≪生誕130年 富本憲吉 憧れのうぶすな≫展に行ってきました 


青空が広がり日差しも和らぎました

 

 

日本近代陶芸の巨匠 富本憲吉氏は(1886~1963)奈良県安堵村(現・安堵町)に生まれ
出生の地である安堵(あんど)を”うぶすな”と呼んでいました 
うぶすなとは「産土」と書き 自身のルーツを表す言葉です

作品に施された故郷の風景や身近な植物から生まれた図案から
”うぶすな”へ込めた深い思いを感じ取ることができます…「しおり~」

 

【富本憲吉氏の略歴】

1886年(明治19)現在の奈良県生駒郡安堵町に生まれる
1904年(明治37)東京美術学校(現東京芸術大学)図案科に入学 
1908年(明治41)イギリス留学 
1910年(明治43)バーナードリーチとの親交 
1913年(大正  2)安堵町で楽焼の制作 
1915年(大正  4)本窯を築き土焼・白磁・染付などの制作 
1926年(大正15)東京に転居 白磁 染付を主体に作陶 
1936年(昭和11)九谷に滞在し色絵磁器を研究
1946年(昭和21)安堵村へ帰郷 
1948年(昭和23)京都に移り制作を続ける
1955年(昭和30)「色絵磁器」で人間国宝に認定(日本で一番目に人間国宝に認定されました
1961年(昭和36)文化勲章を受章
1963年(昭和38)逝去

 

約50年にわたって独創性豊かな作品を探求し日本の陶芸の近代化に大きな役割を果たしました
いろんな模様がありました 
風景(月 竹林 雲) 柳 花 果物 幾何模様 文字(風化雪月)も模様になっていました
どれも素敵でした

銀は色が付きにくいそうでプラチナを入れているそうです 
磁器の地には金や銀を直接焼き付けることは難しいので赤の絵の具で模様を描いて焼き付け
その上をぴったりなぞるように金銀を乗せてもう一度焼き付ける方法をつかっているそうです
釣りが好きで大和川でよく釣りをしていたそうです 

*人間国宝とは重要無形文化財保持者のことです
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スタンプを押して しおり・はがきを作成する体験コーナーがありました


*スタンプ…四弁花・羊歯(シダ)

帰りに四弁花や羊歯(シダ)模様のスタンプを押して「しおり」を作りました

 

 

☆こんなチラシがありました
富本憲吉を感じる宿。地元の食材を使ったレストラン。陶芸工房とギャラリー。
うぶすなの郷「TOMIMOTO」が2017年1月OPENするそうです


住所 奈良県生駒郡安堵町大字東安堵1442番地
詳細は→ URL:http://and-tomimoto.jp/

2017年1月OPEN うぶすなの郷「TOMIMOTO」

 

 

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