<富士通レディース 2日目◇14日◇東急セブンハンドレッドクラブ西コース(6,662ヤード・パー72)>
千葉県で行われている「富士通レディース」は2日目の競技を終了。最終日最終組で戦うのは、トータル11アンダーまで伸ばした首位イ・ミニョン(韓国)、トータル9アンダー2位のテレサ・ルー(台湾)、トータル8アンダー3位の鈴木愛となった。
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この3人は全員賞金ランクトップ5以内(鈴木2位、ミニョン3位、テレサ5位)。トップ5の3人が顔を揃えるのは、2017年シーズン初めて。最後に上位勢3人が激突したのは、昨年4月の「ほけんの窓口レディース」(キム・ハヌル1位、イ・ボミ2位、申ジエ4位)以来となる(2サムでは2016年の「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」でのジエ2位、ハヌル5位)。
ミニョンと鈴木は、優勝すれば賞金ランク1位に浮上する可能性もあるだけに、それぞれの思惑も気になるところ。トップから今季3勝目を狙うミニョンは、「(賞金女王争いは)ギャラリーやテレビの前のファンの方は面白いのかな、という思いはありますが、私は意識しません」。日本に初参戦したシーズンから大きなチャンスが巡ってきたが、「ここまで活躍できると思っていなかった。シードを獲れれば良いと思ってました」と想定外だった様子。明日への展望については、「明日もこれまでと一緒で天気が悪いと聞いています。雨が降ったりすると焦ってしまう悪いところがあるので、いかに自分を保つのがキーだと思います。優勝したいと思ってできるものではないですが、最善を尽くしたい」と語った。
2打差を追いかけるテレサは今週の13日(金)に誕生日を迎え、30歳となったばかり。バースデーウィークでの優勝を狙う。「今日は良いプレーができて満足です。天候が悪い中、ピンポジションも難しかったですが、いいところにつけられました。大好きなコースなので、明日もたくさんバーディを獲りたい。今日と同じ感じでゴルフができたら」。テレサとハヌルとの差は約2,200万円。逆転で女王を狙うためには、このチャンスは逃したくないところだ。
賞金ランク2位で、首位ミニョンまで3打差につけている鈴木は、「今日のコンディションではナイスプレーと思ったのですが…もっと良い人がいましたね」と、“66”を出したトップのミニョンのプレーに苦笑い。「しっかりパッティングが決まってくれたのは良かった。もう少し伸ばせたかな、というのもありますけど」と、及第点かな、という感じだ。
少し前までは賞金ランクを意識してピリピリしていたものの、今は、「気持ちばかり焦っていてもしょうがないので、今できることをやろう」と考えているという鈴木。「チャンスはあると思いますが、明日はしっかりスコアを伸ばしていかないと。最低でも60台を出さなければいけないと思うので、パッティングをたくさん決めていきたいと思います」と、今季3勝目に向けて意気込んだ。
【国内女子賞金ランキング】
1位:キム・ハヌル(110,104,000円)
2位:鈴木愛(104,813,800円)
3位:イ・ミニョン(99,909,500円)
4位:申ジエ(79,432,000円)
5位:テレサ・ルー(78,778,000円)
6位:川岸史果(72,953,000円)
7位:李知姫(68,055,350円)
8位:成田美寿々(64,897,016円)
9位:比嘉真美子(60,607,350円)
10位:上田桃子(60,550,165円)
以上、アルバニュース
イミニョンもテレサルーも実力者なので手ごわいですね。
日本人選手は、鈴木愛だけが賞金女王の可能性があると思います。
頑張ってもらいたいですね。