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甘利明TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)担当相は10日午前の閣議後会見で、米議会内でTPPの部分的な再交渉を求める声が出ていることについて、「合意をやり直すことはありえない」と強く否定し、日本に再交渉の要求がきた場合も「(各国の署名前に交渉に応じることは)絶対ない」と述べた。
甘利担当相はTPPについて、多様な要素が絡み合った「多次元連立方程式」と表現し、「一つの部分だけ抜き出して交渉をやり直すと、全体が崩壊する可能性がある」と話した。
TPPをめぐっては、米上院のハッチ財政委員長(共和党)が6日の講演で、米議会がTPP再交渉を求める可能性に言及するなどの動きが出ている。ハッチ氏はバイオ医薬品をデータ保護期間に関し、米国が新興国に譲歩したことなどへ不満を示していた。
以上、産経新聞より
問題はアメリカ議会が、医療、保険について非関税障壁部分の再交渉を日本に求められた時に日本政府は断ることが本当にできるのか。甘利大臣が「絶対にない」と言い切っているので信じたい。
しかしながら、もし、再交渉するようなことになったら、国民皆保険の崩壊に向けた展開になるので甘利大臣はじめ、日本政府は断固として拒否することに期待したい。
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