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<NEC軽井沢72ゴルフトーナメント 最終日◇14日◇軽井沢72ゴルフ 北コース(長野県)◇6679ヤード・パー72>
自分を愛し、育て、そして高めてくれた家族の前でつかんだ勝利だった。トータル13アンダーでツアー初優勝を挙げた岩井千怜(ちさと)は、ウイニングパットを沈めると、最終18番のグリーンサイドで見守った姉・明愛(あきえ)の胸に飛び込み涙。さらにその姿を両親、弟、祖父母も見守った。
父の雄士(ゆうじ)さんは、まな娘の初優勝に「うれしいですね」と目尻を下げる。双子をプロゴルファーに育てあげたが、競技者の前に人として“4つの教え”を徹底させた。『人にされて嫌なことはするな』、『一人ぼっちの人がいたら仲間に入れる』、『困っている人がいたら助ける』、『幼い子や女の子、弱い人には優しくする』。
小学生のころには、それをいつも暗唱させた。「今でも言えると思いますよ。あとはあいさつとか基本的なことがしっかりとできるように」。照れくさそうに明かす。「みんながみてるのだから楽しそうにプレーしなさい」というのがコース上での教え。優勝争いの真っただ中でも、娘は笑顔で大きな歓声に応えた。
試合後の会見。千怜は「大きい家を建てたいですし、家族を旅行にも連れて行ってあげたい」と、今後の“恩返し”への思いを語る。そして「一緒にゆっくり過ごすのもいいなと思う。両親にゆっくりしてもらいたいですね」という表現で日頃の感謝を言葉にした。
姉にとっては、この日の妹の姿が当然ながら“刺激”になった。そのラストシーンには「感動しました」。それと同時に「すごいなという気持ちが一番。でも自分も追いつけるように、優勝を目指して頑張りたい」という思いを強くすることに。妹は「一緒に頑張ってきた大事な仲間。ライバルではないけど、お互い高められる存在だと思います」と言う。姉があってこその優勝だった。
まだ保育園に通っていた時、「サンタさん」にお願いし、枕元に届いたゴルフクラブを手にした。それがきっかけとなり、ゴルフに夢中に。いつもそばにいる姉と切磋琢磨を続けてきた。「双子でゴルフをやっていると、『どっちかが上だね』とか、『最近どっちかが頑張っている』とか言われるけど、それが刺激になっていました」。お互いの成績は喜びになると同時に、頑張るための原動力にもなる。それはプロ転向前も後も変わらない。
明愛の名前は、母方の祖母・愛子さんの『愛』をもらい命名。千怜は父方の祖母・千恵子さんの『千』をもらって名づけられた。脈々と岩井家の物語は紡がれていく。「明愛は練習しなくてもポッとできるくらい運動神経がバツグン。私はコツコツやって、やっとできるタイプ」。双子といえど性格などは異なる。それでも、誰よりも深いつながりを力に、これからもプロの世界を家族とともに進んでいく。(文・間宮輝憲)
以上、アルバニュース
>“4つの教え”を徹底させた。『人にされて嫌なことはするな』、『一人ぼっちの人がいたら仲間に入れる』、『困っている人がいたら助ける』、『幼い子や女の子、弱い人には優しくする』。
お父さんが、立派ですね。
これなら、ファンに愛される選手になると思います。
今の日本に忘れられている4つの教えですね。
自己中がはびこる日本で、日本人が忘れている言葉だと思います。
この岩井姉妹をこれからも見守りたい。
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