月一でお風呂掃除に行ってるTさんの事情です
デイサービスに通っている奥様と二人暮らしです
いつも通りお風呂掃除が終わって居間で活動報告書にサインをいただいて
さあ、帰ろうとすると
「ちょっと聞きたいことがある…」と言われます
以前からごみの分別についてよく聞かれるので今日もそうかな?と思い
「なんでしょうか?」と椅子に座り直しました
手元にはファミリーサポートセンターのパンフレットまで用意されています
Tさん:パンフレットには書いてないけどゴミ出しをしてもらえるのだろうか?
私:はい、大丈夫です
パンフレットには掃除、洗濯、身の回りのお世話くらいしか載ってないので
とりあえず電話してアドバイザーと相談していただく形式です
Tさんは今年87歳になるそうです
運転免許証の更新があるそうで、返納を考えているらしいのです
赤の他人の私に返納した方がいいだろうか・・・とお聞きになる・・・
そりゃ~大丈夫更新してください・・・とは言えませんよね~
返納後は
お食事に関しては今はご主人が買い物されているけど宅配弁当のお取り寄せを考えているので
洗濯も洗濯機が大方やるので今まで通り「干すと取り込み」はできる
困ったのが「朝のゴミ出し」だそうです
現在、自家用車に積んでごみステーションまで運んでいるそうです
車がないとゴミ出しができないとおっしゃる・・・
よく聞いてみると右足と左手がだいぶご不自由で力が入らない・・・らしいです
さらに、ごみステーションまで800mもあるそうで
ゴミ袋をぶらさげて歩けない・・・雨降りの日はもっと困る・・・
ファミリーサポート協力会員としては
「私に任せてください」といいたいところだけど安請け合いはできないのですうぅ
フツーの主婦である私は朝が一番忙しい
自分ちの家事でとっても忙しい
朝8時までに自分ちのゴミ出しをするのでもしょっちゅう忘れそうになるんだわ~
私は、つい2週間前まで「朝のゴミ出し」を1軒引き受けていたのです
ゴミ袋をごみステーションに持っていくだけの簡単なボランティアだけど
自宅から1.5㎞ほど離れたお宅のゴミ出しだったからどう頑張っても30分かかっていた
朝7時半から8時までの30分をボランティアに充てると自分の家事のやりくりがムズイんだな~
結局、依頼会員さんの事情が変わってゴミ出しボランティアはなくなったんだけど
時間的制約のあるボランティアは難しい経験でしたぁぁぁ
Tさんのお住まいの地区は道路沿いに民家がぽつぽつと一列に並んでいるような街並みです
ここのみなさんに限らず、田舎では家の裏の畑の隅っこに穴を掘って生ごみはたい肥へと循環していたのでしょう
今は、畑を持っていても猫やイノシシが掘り返すので生ごみは埋められません
Tさんにはゴミ出しボランティアできますと言っちゃったけど
実際は協力会員が足りなくて簡単なボランティアもできないことが多くなっているのよ~
各町内会の皆さんがファミリーサポートセンター方式を採用してくれたら
本来の地域の助け合い活動ができると思うんだけど
大人の事情が複雑に絡み合っているんでしょうね~
お役所は高齢者宅のゴミを自宅前でピックアップできないもんでしょうか