さて、飯も食ったしフライトまで時間があるので、空港内でもぶらつくか~、とたどり着いた先がディスカバリーミュージアム。で、入口には"TOKUGAWA IEYASU"の文字が、、
なにぃ、「徳川家康 天下太平の軌跡」展!?
なんと無料で開放中なのだ!
水戸黄門のオープニングでお馴染みの、葵の御紋がバーンとお出迎え。は、ははぁーっ。
たのもう~と入ってみるならば、いきなり金色の兜が。『金子札緋縅具足の内 兜』。
徳川家康所用のものですと。すんごいお宝だわ。
でたっ、この印籠が目に入らぬか!『黒地葵紋金蒔絵印籠』。
先の副将軍、水戸光國公なるぞ!控えおろう!もちろん本物ですよ。
悪代官なら、出合え、出合え!この者を切り捨てぃ!と証拠抹消にかかるところですが、あたしはどっちかってーと越後屋の性格でして、なにもしちゃーおりませんで、この者が全て企てた極悪人でございますと、罪をなすりつけるのでござんすよ。。
とまあ、時代劇の一幕があったかどうか、また、この印籠が相当な権力行使アイテムだったのかもわかりませんが、水戸黄門はおもしろい!印籠で悪人がひれ伏すなんて、痛快この上ないですよね。
碁盤が出てきました。『碁盤 銘 舞葡萄』。碁石の入れ物、御紋入りの碁笥(ごけ)の黒い光沢が素晴らしいです。
家康所用。しかも秀吉と対局したとされます。これで天下の対局をも眈々と練っていたのでしょうか。
これは絵巻ですね。『日光従駕図の内 第三巻』。
日光東照宮への参拝を描いたもので、徳川12代将軍家慶が参拝した年に制作されており、関連するものとされております。
ここから刀剣シリーズ。『太刀 包永 児手柏』。
徳川家康が関ヶ原の合戦に用いたそうであります。
そしてもう一太刀。『刀 燭台切光忠』
伊達正宗が所用しており、近臣を燭台ごと切ったとされております。
武庫刀纂。水戸徳川家の刀剣帳です。
関東大震災で焼失したものが多々あったようですが、これが残っていることで当時の所有していた状況がうかがい知れます。
非常に貴重な所蔵品の数々を拝見させていただきました。しかも写真撮影は自由でした。すばらしい試みですね。
(記事:2015年12月 Update:2017年1月)