昨日は、娘二人の吹奏楽部のコンクールでした。
24校の参加。県北大会です。一学年が90人前後の小さな学校で、その中で41名の吹奏楽部員がいます。
姉は受験生の3年。パーカス担当で副部長。今回はティンパニーが主な楽器。
妹は2年でアルトサックス。
演奏曲はタラモア卿というイギリスの曲。
毎日嫌というほど聞かせれてきました。
中学生生活のほぼ全部が吹奏楽部で埋め尽くされているような娘達
そして今回は姉にとっては中学生活最後のコンクールです。
ティンパニーのソロもあり・・パーカスの演奏から始まる曲でした。
手に豆を作りながら・・勉強もそっちのけ?で頑張り続けていました。
それは体中がゾクゾクするほど・・素晴らしい演奏となりました。
親バカ丸出しですが・・本当に頑張ったんだなぁと思いました。
金・銀・銅の各賞が8校づつ決まります。そのうち金賞から5校が県大会に推薦されます。
今年は、発表の時間を30分延長という混戦だったそうです。
金と銀との口頭での間違えを防ぐ意味で金賞発表には「ゴールド!」のコールがかかります。
24校の各部長が壇上に上がり、出演順に賞を言い渡されます。
娘達の学校は20番目。
悔しくも金を逃した他校の生徒が、私の座っている横で泣いていました。
「○○中学校・・
ゴールド【金!】
」
なんと!!金賞を頂きました。
市内一小さな中学校・・お金をかけずに本当にコツコツと皆が頑張ってきたピカピカの金です
残念ながら、県大会には推薦しては頂けない金でした。
子供達はそれを「ダメ金」と呼びます。
でも、ちっとも「ダメ金」などではありません。
頑張って頑張って勝ち取った金。
そして、悔しさも次なるチャレンジ精神も勝ち取れた金です。
選考の時間が延長になったのが、推薦枠の5校中、5位が二校あったからだったそうです。
点数が同じ・・その5位の一つが娘達の学校でした。
審査員が5名。残念ながら、3対2で県大会を逃してしまったのでした。
重ね重ね悔しい。それは演奏者である娘達が一番辛い現実でした
高校生の部を鑑賞した後、娘達は8時に学校にて解散になります。
親は迎えに行くのです。
そこで、今までの協力のお礼を言ってもらっています。
娘達には言いませんが、お礼を言いたいのは親のほうかもしれません。
娘達の夏休みはこれから・・。
でも、娘達は「夏が終わった・・」と言って笑っていました
次は姉は高校受験です。終わってもらっては困ります。
他の部は夏の大会で3年生は引退です。
吹奏楽部に限っては・・引退はまだ先。10月の校内の合唱発表会まで続きます。
親としては・・・ちょっと不安~かなり不安
でも・・中学時代をこんな風に過ごせて・・幸せかもしれません。
去年のコンクールはバーちんと見に行きました。
今年はバーちんはショートです。
ショートに行ってもらう為の理由をバーちんに話しました。
本当は一緒に見に行きたかったに決まってます。
でも・・バーちんは「大丈夫」って言ってくれました。
演奏を聴きながら、去年のことを思い出しました。
来年も一緒に行こうと、バーちんと約束していました。
それは・・叶いませんでした
いつ・・何が起こるかわからない。
だからこそ私も、今を一生懸命生きなくては。
娘達にも、今を一生懸命生きて欲しい。
来年、バーちんと車椅子で演奏を見に行けたらいいなぁ。
そう・・妹は来年もこのステージに上がるだろうから
写真は娘の練習台です。
使いすぎて折れてしまったスティック。
教科書もこれくらい使い込んでくれたら・・金賞も夢じゃないかもぉ~