もうだいぶ以前の事ですが、島根の産業技術センターから電話がありました。
その内容は、「三瓶自然館サヒメルから、アンモナイトの模型を作ってもらえないか」という問い合わせがあったという事でした。
産業技術センターの方では、そういう立体造形物の製作は出来ないので、出来る人を紹介します。
という事で、私の所に連絡が来ました。
早速連絡を取り、サヒメルの方に実物の化石があるとの事で、その寸法で製作して欲しいとの事で実測と写真を撮りに行きました。
実物の写真が見つからなかったので、掲載できませんが、かなり大型のアンモナイトでした。
それに合わせてスタイロフォームを切り出しました。
50ミリのスタイロフォームを4枚積層して20センチほどほどの厚みにし、削り出します。
大型のカッターでザクザク削ります。
アンモナイトは2個製作で、一つは図鑑に載っている様なイカの様な生身の体が貝殻から飛び出している様な物、もう一つは、アンモナイトの内部構造が見られる形状の物、という二種類のアンモナイトを製作です。
生身のアンモナイトですが、自分なりに色々調べて形状を決めましたが、専門家から見たら「間違っている」と言われそうです。
でも、実物を見た事がないし、色もわからないので、今現在のオーム貝や、タコ、イカの色合いやディティールを参考にしました。
水を噴き出す「ロート」とか、足の付け根には「カラストンビ」と呼ばれるクチバシも再現します。
内部構造の物と同時進行で製作します。
ここから大変な作業が続きます。
続く!
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