遂に買ってしまったNew F-1 AEファインダー。当然NewがあるからにはOld(旧)もある訳で艶消しのカタログでキヤノンF-1を知ったのは1976年でした。そのカタログも数年前までは大事に持ってましたが結局ゴミに出しました。あの頃のカタログはタレントとか使わないで(プロ仕様なので当然)ひたすら機能説明とシステムのチャート紹介がこれでもかって掲載されていました。New F-1は1981年の発売でニコンが1980年にF3を出していましたのでそれを追うような形で登場しました。私は受験の真っ最中だったので新型が出ていたことも知らず、時間が経って気が付いてたらT90なるグニャグニャなボディの新型が出て驚いていた頃です。
ちょうど20年前ふとしたことから中古カメラ屋さん巡りが日課になって仕事が終わった後に新宿界隈を巡っていたこともありました。中古カメラGETなんて中古専門誌があってよく読んでましたね。あの頃はネットも黎明期だったので雑誌が情報源だった訳です。写真を撮るというより中古カメラを買うという本末転倒なブームがフイルムカメラの末期状態でした。当然学生時代に憧れた名機を買うのですが価格が高騰しておいそれとは買えずしばらくしてからNew F-1を数台買ったことを覚えています。
個人的にはフイルム一眼レフの最盛期は1975~85年位だったと思います。OM-1から始まった小型機が各メーカーで広まってその後AE-1でAE化とワインダーが流行り、F3とNew F-1でプロ機の本命が出揃いα-7000でAF機の時代が始まりました。この間はニコンFEだけで頑張ってきましたがAFの時代になってからはキヤノンEOS一筋です。初めて買ったEOS630は仕事の記録にも活躍し、その後アメリカ渡米までしています。勿論今でも稼働していますよ。
今回のNew F-1でフイルムカメラGETはコンプリートです!と言ってもフイルム自体が怪しくなってきましたので出番は少なさそう?