露出計がおかしくなっていたニコンFE、電池を換えてセコニックの露出計とEOS90Dで測定してみたらそれほど狂ってはいない事がわかりました。しかしフイルムを入れて撮影するかは殆ど期待薄です。
マニュアルカメラの人気投票をやるといつも上位にランクインするF3(P)と並べてみました。FEを買ったのは1979年5月ですので当時はまだF2が上位カメラでした。
FEは登場から5年後にFE2という後継機種が出たのですが当時はカメラ熱もすっかり冷めてしまっていたので買い替えはおろかモデルチェンジしていたのも知りませんでした。大きく変わったのはシャッター速度の上限が1/1000秒から1/4000秒に拡大されたことでしょう。バブル景気黎明期の80年代はとにかくライバルよりもスペックで優位に立てが至上命令でしたのでこのような分かりやすいスペックアップが良くありました。まあ私には1/4000秒でカタログのようなリンゴを射っている写真なんか興味も無いので1/1000秒でも十分ですけど。
久し振りに手にとって思ったのは軽さです。今のデジタルカメラは様々な機能がてんこ盛りなので持った時にずっしりとくることが良くあります。今はカメラが売れなくなってスマホのカメラ機能で十分と言われますがこれだってスマホのほうが明らかに軽いからですね。プロ用のグリップのデカいデジタルカメラなんか報道関係でもなければ持ちたいとは思わんでしょう。※ハイアマは使わず防湿庫の中で待機?
ところでFEは購入後10年はメインカメラとして活躍してくれたんですが10年後の1989年にキヤノンに宗旨替えしてしまいました。既に当時は各社からAF機が出ていたんですが職場で使っていたニコンF501の動作があまりにもノロいのでミノルタかキヤノンにしようと思いファンだった吉田真里子さんがイメージキャラだったキヤノンEOSで決定! ちょうどハイパワーイオスのキャッチフレーズで新発売したEOS630をすかさず買いました。ミノルタに一歩遅れていたキヤノンが満を持して出したEOS600シリーズはAFがメチャ速くてビックリしたものです。