埼玉県八潮市の陥没事故、発生から3日が経過していますが、未だに転落したトラックドライバーの安否は判明していません。
前回の記事「土砂はどこに消えたのか?」を掲載した後、テレビお抱えのいわゆる専門家は、土砂の流出先を次のように説明しています。
土砂は下水管の亀裂部から管内に侵入した(TBS)
そうなのでしょうか?同報道に拠ると現地下水管の直系は4.5mサイズの大口径タイプだと言いますから、管上部が法定の地表より1m以上深い場所に埋設されているとしても、管底部は地表から5.5mの深さになります。
もう少し深い場所に埋設していたとしても、現場は5m以上陥没しているのですから、下水管口は少なくても上部が露出していなければなりません。
そして、土砂が下水管内を埋めつくしたというなら、私の計算では数10mに渡って(穴の開口部の倍以上の長さ)土砂が内部に入り込んだことになります。そんな水平方向へ押し出す力がどのように働くのでしょうか?
また、耐用年数は50年ということで、まだ使用から40年しか経過していない同下水管に腐食が発生した、しかも大規模な土砂流入を許すような大きな亀裂ができたと考えるのもちょっと不自然です。もちろん、道路上ということで過積載車両による想定外の加圧を受け続けてきたということはあるかもしれません。
しかしながら、次の報道動画のカットは、何よりも下水管への土砂流入があり得ないことを物語ってはいないでしょうか?
そもそもこの四角いコンクリートブロックが下水管なんじゃないですか?
明らかに5mより更に深い場所で底が抜けてますよね(ANN)
下水用ボックスカルバート(某社製品ページから)
そうなると、やはり
土砂はどこに消えたのか?
が問題として残ったままとなるのです。
この問いについて私は既に答を得ていますが、おそらく国土交通省も日本政府もそれについてはだんまりを決めるか、専門家の取って付けたような説明でお茶を濁して逃げ切るつもりでしょう。
本来、全国民に関わる重大な問題なのですが、今はそれよりも、行方不明者の安否確認と救出に、関係者の方々には注力していただきたいと思います。
キリストの御国にて記す
管理人 日月土