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土砂はどこに消えたのか?3

八潮市の大陥没事故、とうとう穴に落ちたトラックのドライバーさんが「行方不明」という扱いになってしまいました。

とにかく、一刻も早く本人を見つけ出して欲しいと思います。

さて、最近問題のフジテレビはもちろん、どこのテレビ局でも、今回の陥没原因を次のように、説明しています。


2月1日のFNNニュースから

この件で注目なのが、埼玉県の元下水管管理のエンジニアであったと自称する「失敗小僧さん」の説明です。


https://www.youtube.com/watch?v=QI6Lk1Fm6G8&t=1580s

この方の説明で出色なのが

 ・5年前に点検しており、硫化水素が原因とは考えにくい
 ・別の原因で陥没し、車重で管が壊れたのではないか

というものですが、そもそもこれだけの「土砂がどこへ消えたのか?」が説明できていませんよね。

そして、この動画でもっとも注目すべきは

 (八潮のことを)たびたび三郷と言い間違えている

点なのです。

この方、10年以上前の記憶を元に説明しているので、多少思い違いがあると思われますが、それにしても、何度も八潮市の東隣の市「三郷(みさと)」を口にしているのには何か理由があるはずです。

そりゃそうでしょう、だって現実はこれなんですから


大口径下水管(管口5M級)の埋設箇所(埼玉県三郷市内)

おやおや、初めから大口径の下水道管なんか通ってないじゃないですか。。現場周辺住民は仕方ないとして、どうして近隣120万埼玉市民に下水の使用制限を出すのか、もはやパフォーマンス以外に考えられません。

この陥没事故は、事故当初から「下水道管破損ありき」でストーリーが作られており、おそらく、国土交通省も埼玉県も、今現在必死になって証拠資料を作っているところだと想像されます。

役所に資料を捏造されたら、私たち一般市民にはそれを検証することなんかできませんからね。土建業者にも公共事業入札を餌にかん口令が敷かれるでしょうからもはや真実の開示は期待薄です。

それでも、下水道管説には難点があり、崩落した土砂量を目分量で計算しても、流出土砂量は2800立米前後で、これを4.75m径の下水管に詰め詰めに満たすと、下水管は

 150メートル

に渡って土砂に満たされていることになります。現場開口部の長辺の3倍強の長さとなります。こうなると、消えた土砂がどうやって下水管の奥まで流出したのか、その力学的説明が非常に苦しくなります。


 * * *


なんだか回りくどくなりましたが、今月1日に配信したメルマガでは、この陥没事故の本当の原因と、次に八潮市のどの辺で陥没崩落事故が起こりそうなのか、その予想地点を述べています。

問題なのは、原因が原因なので、このような事故は地下に原因を有する箇所ではどこでも起きる可能性があり、国や自治体、そしてマスコミや関連企業はひたすら事実を隠蔽する為に嘘を吐き続けるだろうということなのです。


キリストの御国にて記す
管理人 日月土

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