恐怖の逃避行 その7
それから。稀衣は法律関係の本を読み漁り相続法や土地税法を学んだ。人に尋ねず書物から得...
恐怖の逃避行 その6
あらかじめ連絡はあったものの、司法書士、田貝の突然の訪問に稀衣は大いにまごついた。男性...
恐怖の逃避行 その5
遺産相続は一通の書留便で知らされた。父の故郷の地方都市の司法書士からワープロで打たれた...
恐怖の逃避行 その4
稀衣は、日頃パソコンのセキュリティ管理をマニュアル通りしてきたし、危険なサイトを覗い...
恐怖の逃避行 その3
「マズイ!」その場の感情に任せて打った意見は相当の政権批判になってしまう。稀衣は急いで...
恐怖の逃避行 その2
半年前迄、稀衣は大型書店の書店員をしていた。 夢見がちな性格で、現実離れしたところが...
恐怖の逃避行 その1
ネットのニュースを読むと、最近かなり内容が変化してます。かなり自由な意見が許されるよ...
小説 月よりの使者 最終回
幸人の打ち明け話を聞いて、根は人の善いサナは心底同情を覚えた。ばあちゃんの真奈は昔の戦争時代の辛い恋について何も話してはくれなかったけど、多分その時存命だったじいちゃんに遠慮してた...
小説 月よりの使者 その3
幸人は一気にしゃべって疲れたのか、一息ついた。「お疲れみたいね。どう、お茶でもいっぱい...
小説 月よりの使者 その2
サナは素早い動作で、怪しい人物が侵入してきたと緊急連絡しようとポケットの連絡機器(今のスマホの性能が良いもの)を取り出したが、なぜか不通になっている。「あなたは!」「そうです。僕は...