シャネル、ディオール、そしてサンローラン

去る６月１７日　我らがアイドル中野香織さんの講座
明治大学リバティアカデミー「シャネル、ディオール、そしてサンローラン」が開催された。



当日の参加者は何と４３０名！
中野香織さんの講座の人気の高さがわかる
参加人数である。
当日は明大の学生さんもいらっしゃっていたが
大半は社会人の方。
非常に真剣にメモを取りながら受講されていた。

シャネル、ディオール、サンローランと
世界的な３大ブランドの変遷
多彩な写真や動画を交えながら
そのブランドの背景や社会的な影響
そしてその創始者達の人生も伝わってくる
非常に濃い内容であった。

最近ではファッション誌でもよく見かける
「ノームコア」や「ノージェンダー」などのキーワード
これらが生まれた背景なども
改めて理解する事が出来た。

こういった講座はおそらく日本でもこの講座だけである。
受講できるのは非常に幸せだなと痛感した次第。

講義終了後の反省会？も盛り上がり
非常に充実した１日であった。

感謝、感謝です。

英国の香りとは

冒頭の写真
何だかお分かりになるだろうか？
直径２０cmほどの缶ケース。

これは英国王室御用達の香水
ペンハリガンである。



日本では香水というとメゾン系のものばかりが
もてはやされ、まだご存じない方も多いと思う。

ペンハリガンの歴史は古く
スタートは1860年代、元々は理髪店とのこと。

この缶ケース、中には３本のボトルが入っている。



手前からオードトワレ
向かって奥の左がボディバームそして右がパス＆シャワージェルである。
オードトワレがボウタイを模したデザインとなっているのが
何とも英国的な洒落がきいている。
香りの種類はサルトリアル。
サヴィル・ロウのテーラー「ノートン＆サンズ」をイメージして調香したものとか。

私は普段はイタリアのサンタマリアＮＶの香水を使っている。
サンタマリアＮＶは全体的に柔らかく甘く優しめの香りが多い。
それに対しペンハリガン
特にこのサルトリアに関して言えば
非常に男性的な香りである。
私はこの香り、テーラーというよりは
グルーミングが完璧に出来る
正に理髪店を連想した。

香りがかなり強めなので
使用するときは注意がいりそうである。

さて、どのような時につけていくか、、、
少し愉しみが増えた次第である。

明けましておめでとうございます

明けまして
　おめでとうございます。

いつもブログをご覧頂き、誠にありがとうございます。
今年もスローペースですが、服飾を中心とした愉しいものや
イヴェントをご紹介していきたいと思います。

昨年は色々な方とのつながりが
どんどん横に広がっていき、とても愉しい１年でした。
今年はさらに広げながらも深化させていきたいと
思っています。

どうか今年もお付き合いください。

あなたにとって、この１年が素晴らしきものになりますように。

チャーリー・ヴァイスとシャーロックナイト

あなたはチャーリー・ヴァイスをご存知だろうか？

いつも世界のどこかを旅していて
ふと突然パーティに現れたりする。
世界中に才能ある友人たちを沢山持ち
人生を愉しむ術を知り尽くしている。

そのチャーリーが先日、中野香織さんと会った時に
英国BBCで放映されている
現代版シャーロックホームズがとても面白いという
話で盛り上がり
ならばいっそシャーロック・ホームズをこよなく愛す
シャーロキアンを集めてバーティを開こうという話になった。



チャーリーは伊勢丹大西社長とも懇意との事。
伊勢丹の秘密の場所に
彼はかなり大きな専用の部屋を持っていて
そこでパーティーを開催する事に。

流石チャーリー
集まった友人はとても豪華で個性的な面々。
その方たちがシャーロック・ホームズについて
語っていくという面白い趣向。

詳しいお話の内容については
中野香織さんのこちらのブログで
紹介されていますので
是非、ご覧になって下さい。

私はそれ以外のお話を、、、

まずは、営業中のサロン・ド・シマジから抜けてきて頂いた
島地勝彦さん



お召しになっているジャケットが
とてもカッコイイですね～。
何でもアルニスでご購入されたとの事。
同じタイプのジャケットを
同時に3着購入しようとしたところ
「あなたの持っている馬は何色か」と
聞かれたとの事。
流石アルニス。
顧客は馬を持っているのが当たり前。
しかも一頭ではなく
複数頭持っていなければならないとの事。
その他、サロンでいつもお話されているような
聞き逃せない面白い話をいくつか披露して頂きました。
詳しくお知りになりたい方は
是非、サロン・ド・シマジへ。

そして綿谷画伯。



冒頭の写真は画伯特製シャーロックナイト缶バッジ。
これはシャーロックの主演
ベネディクト・カンバーバッジと掛けているのか
確認出来ませんでしたが
パーティーメンバー全員に
配られるという心配り
この日の為の特別なギフト
とてもステキで思い出深い
プレゼントになりました。
画伯、ありがとうございます。

続いてソリマチアキラさん。



女性陣には王子と呼ばれていますが
今日もカッコイイです。
当日はスカーフのようなものをされていましたが
これは当日のドレスコード
「シャーロックにゆかりのあるもの」に合わせて
コーディネートしてきた装い。
終始エレガントでジェトルな振る舞いに
女性陣もうっとり？

そして本日のメインイベント
この日が社交デビューとなる
カルチャア　コンシェルジュの
Barル パラン マスターの本多さん。



batakの顧客なら
知らない人はいないかもしれません。
ル パランで本多さんと話をしていると
どんな専門的な話題でも返して頂ける見識
正に酒場の教養人（中野さん命名）。

現代版ホームズの愉しみ方を
レクチャーして頂きました。

当日集まったメンバーは
明大の学生さんや著名な文化人の方
そしてとても華やかなモデルの方など
幅広い方達が集まりましたが
皆がそれぞれ愉しめるという
とても有意義な場となりました。

パーティー後半では
チャーリーもちょっと寄ったようですが
あまりの盛り上がりように
挨拶出来なかったとの事です。

必ずしも売り上げに直結しない
こういった文化人的なイベントに
惜しみなく賛同し
シャンパンまで振舞って頂いた伊勢丹の
粋な図らいに感謝です。

チャーリー、中野さん
とても愉しい会でした
ありがとうございました。

北原氏佐島邸

冒頭の写真
かの有名な北原氏佐島邸です。
数多くある北原氏のコレクションの中でも
最も大きなコレクションです。

先日、あるイベントがあり
佐島邸にお邪魔させていただきました。

佐島マリーナで有名な
佐島は横浜からクルマで約１時間の距離。
海に面した佐島邸は
まるで海の上に建っているかのような
素晴らしい邸宅です。

お邪魔したその日は程よい曇り加減
海からの風がとても気持ちの良い
オープンテラスで過ごすのに
最も適したお日和となりました。



当日は北原さんがギターを弾く
テミヤンのライブやお笑い芸人TABOさんのパフォーマンス
そしてあの諸星ダンを迎えてのトークショーなど
沢山のゲストを迎えてのとても楽しいパーティ。

豪華なケータリングサービスやシャンパン、ワインも用意され
とても楽しいイベントでした。

その上、北原邸にも自由に出入りさせてもらい
禁断の惑星、等身大のロビーや山下信一氏のフィギュアなど
貴重なコレクションの数々も拝見させていただきました。



強い思いを持ち、そしてそれを言葉にし言い続けることによって
やがてそれが実現していく
佐島邸は正にその最も具現化したものの一つだと思います。



北原氏に教えられることは多く
１つでも多く教えを実行し
一つ一つ夢を実現させていこうとの思いを強くしました。

北原さん
又、パワーをいただきました！
ありがとうございます！

明治大学リバティアカデミー ロイヤル・スタイル 全２回

「ロイヤル・スタイル」と題し
去る10月15日と22日の２回に渡り明治大学にて
我らがアイドル中野香織さんによる
講義が行われました。
今回の会場は視聴覚設備の整った大ホールにて開催。
当日は７０名を越える受講者が集まる盛況ぶり
中野香織さんの人気の高さが伺われます。

第１回目のテーマはケンブリッジ公爵夫人キャサリンと
多くの人々に「心の王妃」として輝き続ける
プリンセス・オブ・ウェールズ　ダイアナについて
講義が行われました。


第１日目、当日は中野香織さんも
テーマに合わせて英国ブランドのワンピースを着用
エレガントな佇まいです。



従来の英国王室にとらわれない
現代的な結婚をしたケンブリッジ公爵夫人
婦人のドレスのノックオフ問題など余り知られていない
エピソードなど興味深い話が展開します。

そして皆の心に今も深く残っているであろうダイアナ妃。
結婚した時より寧ろ離婚後の方が
生き生きとして光り輝いた
波瀾万丈の人生を
その時々によるファッションを交え紹介
それぞれの装いに深い意味がある事を学びました。

今回特に印象的だったのは
ダイアナ妃１０周忌の
ウィリアム王子とヘンリー王子による追悼イベント。
英国の最も有名なアーティスト達が参加して行われた
歴史的なイベントでの両王子のスピーチのシーンでは
中野香織さんが思わず涙。
会場内でも多くの受講者が涙する
とても感動的な講義となりました。

そして迎えた２日目。
中野香織さんのこの日の装いは正に英国という
ダブルのジャケットに赤のドレスという
インパクトある装い。



テーマは現在のエリザベス女王陛下と
その伴侶エディンバラ公フィリップ
女王陛下の妹のマーガレット
姉妹の両親であるジョージ６世と
その妃エリザベス・バウズ＝ライアン
そしてファッションの世界では
今なお、スタイルアイコンとなっている
ウィンザー公ことエドワード８世とウォリス・シンプソン夫人
それぞれの愛とファッションについての講義でした。

エリザベス２世女王の「品位と威厳」
それを体現した戴冠式の様子など
正に英国が今なお王室としての
威厳を保っている貴重な動画などを紹介。

そして王冠をかけた恋として知られる
ウィンザー公爵夫人ウォリスの
知られざる「美しくあること」に対する
惜しみない努力の話など
あっという間の興味深い講義でした。

当日は前例のない講義終了後の懇親会を開催。
３０名を越える受講者が参加し
大いに盛り上がったのでした。


kaori nakano official web siteより引用

「ロイヤル・スタイル」
正に中野香織さんならではの
アカデミックでありながら
エキサイティングな講義！

とても充実した講義でした。

中野香織さん
ありがとうございました。

TWEED Walk ＆ Ride Kobe 2014

今年もTWEED Walk ＆ Ride Kobe 2014の
シーズンがやってきました。

今年はあのファッションディレクターの
青柳光則氏を迎えてのトークショーも開催されます。

FBで交友を深めている皆さんも
是非ご参加下さい。

詳細は下記をご覧下さい。
　　　　　　　　　　　　　　　
日時： 2014年10月18日（土）
　　　午後2時～午後3時30分　（午後1時30分開場）
場所： 神戸ファッション美術館　
　　　3階セミナー室　（六甲アイランド）
出演： 青柳光則
（ハミッシュ代表
「男子専科」クリエイティブ＆ファッションディレクター）

司会進行： 百々徹氏
（神戸ブランメル倶楽部運営委員）

内容： 「英国・気分」
　　　　男の服はこの先どうあるべきか？
　　　　現代の英国を礎としたトークショー。

参加定員： 80名（お申込み先着順）
入場料： 無料
お申し込みは下記サイトの案内をご覧下さい。

神戸ブランメル倶楽部ブログ

翌日１０月１９日はにはツイードランも開催されます。

ツイード・ウォーク＆ライド２０１４

皆さん奮ってご参加下さい。
神戸の美しい町並みを愉しみましょう。

イヴ・サンローラン

去る９月３日　池袋コミュニティカレッジにおいて　
我らがアイドル、中野香織さんによる
イヴ・サンローランの講演が開催されました。

イヴ・サンローラン
私が服飾業界にいた1980年頃
とてもエレガントでそして
最も輝いていたブランドのひとつで
今回の講義をとても愉しみにしていました。

さて、余裕をもって会場に到着したつもりが
既にほぼ満席状態、最後列の席に何とか着席
ほどなく講義がスタートしました。

講義では映画「イヴ・サンローラン」の見どころと題し
戦後の西洋ファッションから始まり
イヴ・サンローランの生い立ち
徴兵、そして精神的な疾患を乗り越え独立
天才デザイナーとしての栄光を手にしながら
やがて薬物依存へ落ちていく様を
まるで映画を見ているかのように
講義して頂きました。



中野香織さんの講義を聞いて
いつも思うのは
固くなりがちな内容でもとてもわかりやすく解説
そのフレンドリーな語り口に
どんどん引き込まれてしまうこと
そしてもうひとつが講義中に展開される
写真や動画などのコンテンツが
非常に充実している事です。

曰く、最も美しいという理由で
有色人種を積極的に活用した写真や
歴代のイヴ・サンローランの衣装をまとったモデルが
ワールドカップ会場に一堂に会する様などは
正に感動的でした。

あっという間に講義が終了
その後の質疑応答の場でも
活発に質問が寄せられ
会場も一体となった
とても充実した講義でした。

今回、映画イヴ・サンローランを
見たかのような気持ちなりましたが
勿論、近々映画も見に行く予定です。

中野香織さん
今回も非常に充実した講義
ありがとうございました。


（写真出典　KADOKAWA イヴ・サンローラン)

盛夏のアクセサリー

東京では梅雨らしい
気候が続いています。
昨日は珍しくゴルフなどしたせいか
プレイ中はずっと雨、、、
早く梅雨が明けるといいですね。

さて、梅雨が明けたら
今年も厳しい暑さになりそうです。
そんな時のアクセサリーについて。

盛夏でもスーツ＋オッドベストで過ごす私。
少しでも涼を感じられる物が欲しくなります。
先日、バタクハウスカットで見つけた
冒頭の写真のブレイシーズ。
勿論定番のアルバートサーストンのもの。

涼しげなスカイブルーのリボン地です。



レザー部分は白。



正に盛夏らしいブレイシーズです。

これをオッドベストの下に着用すれば
少しは涼を感じられる気がします。

そして、伊勢丹島地さんコーナーでみつけた
ブートニエール。



tibitieという

ハンドメイドでタイやアクセサリーを作っている
日本のメーカーのもの。

鮮やかな黄色が夏を感じさせます。

厳しい暑さは大変ですが
それでも早く梅雨が開けて欲しいな、、、

華麗な講義

先日「フォーマルウェアの歴史と現在」と題して行われた
明治大学リバティアカデミーでの講演。

登壇するのは我らがアイドル中野香織さん。

当日は中野さんのオーダーで
新中野校舎内の夜景の見える
特別な会場が用意されました。
何でも教授用のラウンジで学生さんや一般の方は
普段入室出来ないという特別なラウンジ。

赤いソファーなどもあり
何だかゴージャスな雰囲気です。

そして登壇した中野香織さんも
何と黒のロングドレス。



う～ん、エレガントです。

講演の内容は
・ドレスコードはいつ、いかにして生まれたのか？
　ダンディズムからブランメルの服装術
　そしてドレスコードが確立するまで

映画「００７カジノロワイヤル」など
カジノではタキシードがドレスコードになっているのはなぜか？

そして日本のガラパゴス状態のフォーマルウェアの状況や
もしあなたが宮内庁から園遊会等に招かれ場合の
ドレスコードなど

大変興味深い内容でした。

中野さんの講義を受けるといつも思いますが
見える歴史とファッションの意味合いが明確にわかり
白熱教室をも上回るエキサイティングな講義だと思います。

次回は６月２５日１９時　株式会社丸井さんによる
「フォーマルウェアの着こなしからクールビズスタイルまで」と題して
具体的な着こなしをレクチャーしてくれるとの事。
残席数は不明ですが、ご興味のある方は
明治大学リバティアカデミーまで
お問い合わせされてみてはいかがでしょうか。
リバティアカデミーの入会金無料講座で
受講料は3,000円との事。

さて、今回の素晴らしい会場
そして素晴らしい講義であれば
是非次回は講義後そのまま会場にて
交流会を開催して頂きたいと思った次第。

エレガントでエキサイティングな講義に感謝。
素敵な夜でした。