いつか英国日記

英国を中心とした靴、鞄、時計、その他ファッションに関するブログ

そして見つけた物とは

2009-12-13 04:59:14 | ハット
そして信濃屋さんの帰りに見つけたのは
クリスティーズのソフト中折れ帽です。

特に何の目的もなく横浜高島屋に寄り道しました。

ここの帽子コーナーは実は穴場で時々面白いものが
入荷しています。
何の気なしに覗いてみると
何とオリーブ色の帽子が何種類か置いてあります。
オリーブ色のソフト中折れ帽は正直初めて見ました。

ひとつはイタリアのボルサリーノ
そしてもうひとつが今回購入した
クリスティーズです。

両方試着したのですが
ボルサリーノはとてもエレガントな雰囲気
素材はとても柔らかいラビットのフェルト製です。

これに対してクリスティーズは
さすが英国、ロックの帽子もそうですが
質実剛健、どちらかと言うと英国紳士がキリリッと被るような
雰囲気です。
素材もボルサリーノに比べると固めでしっかりした作りです。

気づけば手持ちの帽子はすべてボルサリーノですし
以前より気になっていたクリスティーズでしたので
今回購入してしまいました。

クリスティーズは1773年創業の英国の老舗帽子専門店です。



トップハット(シルクハット)が登場したのが1797年ですから
さらに遡ること20年以上前から創業していたことになります。
英国の老舗帽子店ではジェームズロックが有名ですが
これと双璧をなすとも言われています。

内側の作りですが、ボルサリーノは内張りがないタイプでしたが
こちらはしっかり内張りがあります。
しかもトップの裏側の部分はビニールでカバーされているので
汚れ防止にもなりそうです。

(ボルサリーノはカバーがありませんので
 使っていくと内側の特にトップの裏の部分の
 ロゴとかはすぐに消えてしまいます。)



実はこの帽子
先日信濃屋さんで購入した
ローデンコートに合わせる為に
購入しました。



白井氏からは同色同素材のチロルハットがお薦めと言われたのですが
そのカジュアルな雰囲気とあの羽根付きの帽子を被る勇気は
流石にまだなかったので
この帽子を偶然見つけられたのはラッキーでした。

因みに
昨年はクリスティーズではこの色の展開はなかったとのことです。

これである程度、コートと帽子のコーディネイトが確立しました。

ネイビーのアルスターコート → ネイビーのボルサリーノ
ライトグレーのアルスターコート → グレーのボルサリーノ
ブラウンのカバートコート → ブラウンのボルサリーノ
グレンチェックのステンカラーコート → グレーのボルサリーノ
ローデンコート → オリーブのクリスティーズ

まあ、もちろん、あえてこれを崩すことも
ありますが・・・

冬はやはり
コート、マフラー、帽子、手袋ですね。
ステッキはまだ未熟なので
将来にとっておきます(笑)。