いつか英国日記

英国を中心とした靴、鞄、時計、その他ファッションに関するブログ

Tom Jamesのスーツが完成しました

2013-12-15 07:39:43 | スーツ
Tom Jamesのスーツが完成しました。

オーダーしたのが2012年7月ですので
1年半の時間がかかったことになります。
これはオーダーを担当されているKenさんが
NYから四半期ごとに帰国され
その都度対応していただくので
縫製自体にそんなに時間がかかっている訳ではありません。

又、私のように色々注文をつける客も
あまりいないと思いますので
通常であれば採寸→仮縫い(中縫い)→完成という流れになり
半年で完成するのが通常のパターンだと思います。



さてリマインドも含めスーツを再度ご紹介しましょう。

生地は英国HOLLAND&SHERRYの
ネイヴィーチョークストライプのもの。
目付は400g前後です。
これは仕立て上がってわかりましたが
とても柔らかく適度な艶があり
高級感のあるとても良い生地でした。



私はダブルブレストをのぞき
基本的に冬物をオーダーする際は
3Pでオーダーをします。

今回とても凝った作りになっているのは
ウェストコートです。



まずはこの古代襟的な作り。



ビスポークであればこういった物も
普通にオーダー出来ると思いますが
今回のスーツは基本的にはパターンオーダーですので
こういったバリエーションを選べるのは
非常に柔軟性のあるシステムだと思います。

そしてタックの入ったポケット回り。



今回は背中も同じ生地で作りました。
これはある意味豪華な仕様。
よく腰の辺りにある
調整用の尾錠はありません。



サイズもピッタリで
とても良い出来上がりです。

そしてトラウザース。
ブレイシーズ仕様です。



裏の作りは下の写真でわかるように
意外に裏地の量が少ない気がしました。



そして最も秀逸なのは
ウェスト回りの作りです。
ビスポークスーツのように
1枚仕立てなっています。



このトラウザース
履き心地が素晴らしいです。
この履き心地どこかで記憶があるなと考えたところ
以前銀座のパーソナルテーラーで
オーダーしたトラウザースと正に同じ感触でした。
サイズ感も申し分無く
クラシックなスーツに相応しい完成度です。

さて、話が長くなりましたので
続きは次回で、、、