いつか英国日記

英国を中心とした靴、鞄、時計、その他ファッションに関するブログ

Ansonのタイピン

2014-01-13 07:31:04 | タイ
タイピン。

実は殆ど使う機会がないのですが
たまにタイをもっと立体的に見せたい時があります。

スーツが3Pの場合はウェストコートがあるので
比較的立体的にタイのボリュームを生む事が容易です。
しかしダブルブレストのスーツの時などは
それが難しいのでそんな時に
ちょっと洒落たタイピンがあればな~
と思っていました。

カフリンクスにも言えますが
現在デパートなどで売られているタイピンは
装飾華美な物が多く
「これは欲しい!」と思えるものが
中々見つかりません。

そこでいつもお世話になっている
銀座のアンティークショップOLD&NEWを訪ねた次第。
店主の川上氏に

「らみいさん いらっしゃい。
 面白いの色々あるよ。」

と言われ色々見せて頂き、購入したのが
今回の冒頭のタイピンです。

タイピンの裏を見るとAnsonの刻印。



Anson、創業はスウェーデンらしいですが
実質的にはアメリカのアクセサリーブランドとして
知られていると思います。
アメリカで開店したのが1938年とのこと
この手のタイピンが多く出回ったのは
1950年前後ですので、このタイピンも
恐らくその頃の物と思われます。

使い方は前回のタイピンと違い
開閉式になっています。



剣をモチーフに持ち手の部分は
マザーオブパールという
手の込んだ作り。



そして、これをタイにセットすると
タイピンがタイを貫通しているかのような
不思議なタイピンの出来上がりです。



スーツを着ているとき
このタイピンがチラッと見えるか見えないか位の使い方が
丁度良いと思います。

こういったアクセサリー
変哲のないスーツにアクセントを与え
ちょっと愉しくなってきますね。