![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/5c/5a5f096e26d5e62d47cbebc11eebdbe1.jpg)
銀座一丁目
「魔窟」と言われるパーソナルテーラーは
急激な速度で更なる進化を遂げています。
靴、スーツ、ドレスシャツ、タイ、スカーフ
眼鏡、傘、鞄、和服、そして遂に家具
願えば何でも叶うのでは?
そんな速度で色々な職人チームがビルディングされ
古参のクラブメンバーであっても
その全容を知るのは困難です。
正に魔窟、、、
さて、その魔窟で比較的新しいビスポークメニューである
帽子をオーダーしました。
冒頭の写真の夏仕様のシゾールの帽子です。
ブリムが狭めでクラウンが
あまり高くない仕様になっています。
勿論、採寸をしてオーダーしますので
フィッティングは完璧でした。
実はこの帽子、当初は下の写真のリボンが
付いていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/fc/fe1da090d2d219d1079a1111f91a4647.jpg)
一般的な黒のリボンです。
ところが意気揚々とこの帽子を被って帰ったところ
あっという間に(本当にその日のうちに)
キツくなり被るのが困難になってしまったのです。
早速帽子を魔窟のオーナーである総帥に見てもらうと
レーヨン素材の巻きリボンが縮んでしまったとの事。
その場ですべり(サイズリボン)と巻きリボンを外すと問題なく被れました。
シゾール自体が縮んだのでなくて良かったです。
約2週間で帽子の再プレスと
巻きリボン、すべりの張り替えを行ってもらいました。
リボンの素材はレーヨンからシルクに変更
シルクは縮み防止の水通しを行った物で
作ってくれました。
万が一の事を考え、やや蛇腹状にすべりが取り付けてあります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/3f/2e62d89eccb63dc871391d6f0f8bb9f4.jpg)
実は沢山持っているボルサリーノのシゾールや
パナマも同じ事が起こっています。
購入したデパートに問い合わせたところ
修理は難しいと言われたのですが
同じようにすれば、直りそうですね。
さて、この帽子のメニュー
冬物ではフェルトやビーバー
見た事もない淡いグリーンやベージュの素材があり
抗し難い魅力があり
とても恐ろしく感じました、、、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/05/904e57952dad6424011265f7ac565fde.jpg)
銀座一丁目の魔窟、、、
アトリエに行くと、とても落ち着きます。
服の話から料理の話
ヨーロッパでの社交場での話など
話題は尽きる事無く
あっと言う間に時間が過ぎてしまいます。
私にとっては
とても素晴らしいホスピタリティを感じる場所
それが魔窟です。
「人生を愉しみましょう」
その言葉を聞きに
又、魔窟へ吸い寄せられるように
通いそうです、、、
やはり限られたメンバーのみが出入り出来る様なテーラーなんでしょうか?
そういった馴染みのお店があるのは羨ましい限りです。
今はキャパシティの関係もあり
既にメンバーの紹介制のような形に
なっています。
基本的にはスーツをオーダーして
そのスーツに合わせた
用品を誂えるという流れです。