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去る11月11日明治大学リバティアカデミーにおいて「ブリティッシュ・ラグジュアリーブランドビジネスの秘密」と題し講義が開催されました。
講義の説明書きにはこうあります。
イギリスのラグジュアリー・ブランド・ビジネスは、一般的なヨーロッパの枠にはおさまらない独自のビジネスを展開してきた。ブリティッシュ・ラグジュアリー・ブランド・グループの取締役社長をつとめる講師が、その広報戦略と収益モデルを内側から解説する。講座は「007」シリーズの最新作の公開が迫るタイミングに合わせ、英国ブランドビジネスの背後にあるイギリス特有の文化や考え方を、女王陛下のスパイ、ジェームズ・ボンドを通してわかりやすく学んでいく。
講師は我らがアイドル中野香織さんとBLBG取締役社長の田窪氏。BLBGはご存知ヴァルカナイズ・ロンドンを全国に展開している会社です。
何とオープニングで中野香織さんがエレガントなイヴニングドレスで登場!
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正にボンドガールの世界。これに対し田窪氏はディナージャケットで登場(いわゆるタキシード)。ボウタイをわざと外しリラックスした雰囲気。一気に会場が華やかな「カジノロワイヤル」の華麗な世界になりました。
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田窪氏のディナージャケットは英国サビルローの名門Gieves&Hawkesのビスポークスーツのようですが、かなりひねりが効いた仕様のようです。勿論ご本人はそんなことは一言も話しません。
さて、講義では先日、英国ロイヤルアルバートホールで行なわれたボンドの新作「SPECTRE」のロイヤルプレミアの様子の紹介から。ボンド作品は単なるアクション映画にとどまらず、そこには英国の文化に根差した部分がそこかしこに内包されている。又、映画の会話では巧みに韻をふむ表現や相手を傷つける言葉が隠されているなど(その時はわからない)。そう先日も話題になりましたが英国は2面性を持ったダブルスタンダードの国、本音は違うところにあるという中々難しい世界です。
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そんな中でビジネスを成功させるためには「プライドとロジック」を持ち、物事をはっきり言えることが必須。そして最後は「押しの一手」と「やんちゃな厚かましさ」で落とし所を作らず乗り切ること、まさにタフなボンドの世界です。ちなみにアメリカでは歓迎されるハングリー精神ですが英国ではソーシャルクライマーと言って嫌われるとのこと。
とても重要な要素が含まれた学びを楽しくわかりやすく解説してくれる非常に有意義な講義でした。来年も続編として開催されることを強く期待したいと思います。中野さん、田窪さん貴重な講義ありがとうございました。