CPAPにはオプションパーツがあるの知っていました?

2021-06-18 20:05:47 | 睡眠
CPCP(睡眠時無呼吸を予防する機械)使い始めて2週間。



今回の治療でお世話になっている病院から連絡が入りました。

「三原さん、CPAP 使い具合どうですか?」


「はい! 大分慣れてきた様ですが、何故か毎朝喉が渇きます」


「それは口呼吸になっているからでは?」


「いえ、口を止めるテープを張ったまま寝て、朝までそれはついています。 口呼吸ではないと思うのですが・・・」


「風を送るのでそれで喉が乾燥するのかもしれませんね。
それではオプションの加湿器をCPAPに装着しましょう」


「お~! そんなのあるんだ。 是非お願いします」

でやってきたのが、これ


右側にあるタンクに水を入れると
こんな感じで加湿した空気がやってくる。


「これ、私には良いです」
ちなみに先日、かかりつけの耳鼻科にCPAP治療を始めた事を告げた時も
先生からも「加湿器付けた方が良いですよ」っと言われました。

この加湿器「追加料金」無しで借りられますので、良いですよ。



「他をどうですか?」


「寝返りがうち辛いのですが...」
「あと、たまに寝返りをうっている時にマスクがずれて空気が漏れます」


「鼻だけに装着するタイプのマスクを使ってみますか?」


「はい、試してみます!」


マスクには3タイプあるようで、私が最初に使用したのは
この鼻全体を覆うタイプのもの。
初心者にはマスクがはずれにく言う利点はあるものの
私のような腕時計でも”うっとうしい”と思う人間には仰々しすぎて。

そこで
この鼻腔タイプのものに変更しました。
バンドも1つだけになったし、顔回りも以前よりすっきり。
私にはこのタイプのものがあっているような気がします。


もうひとつ「鼻口タイプ」
寝ている間に口が開いてしまう方に有効なようです。

私の場合は口にテープを貼り付け寝ていますので鼻だけのタイプでも
OKかな。


このようにCPAPにはオプションパーツがあります。
なるべく自分に合ったタイプを選んで、装着する時間を増やしたいもの。

(いまでも、途中で気になり外してしまう時があります。
それくらいやっぱり違和感があるのです。)


どちらにしてもCPAPは睡眠時の無呼吸を減らすための対処療法。
決してこれを使ったからと言って、根本的に無呼吸が治るわけではありません。



CPAPは喉回りの筋肉を鍛え直し、体脂肪を落とし、鼻づまり治療等をして根本的に無呼吸体質を改善するまでの時間繋ぎにすぎません。

目標は早くCPAP機械を取り外しても大丈夫な体にすること!

がんばるぞ!





良質な睡眠を一人でも多くの方に! 






CPAPとはどういうものか?

2021-06-03 20:00:48 | 睡眠
睡眠時無呼吸症候群(SAS)の人が行う治療がCPAP(持続式陽圧呼吸療法)

SASの人は喉のやわらかい組織(舌とか)が口の奥に落ち込み、気道が狭くなっています。 
その狭くなった気道に空気が通ると、まわりの組織が振動し”いびき”となる。
 

さらにその軌道が完全に狭くなってしまうと無呼吸状態となってしまう。
「あれ? 呼吸してないかも。。」

この無呼吸の状態を改善するのがCPAPです。
鼻に装着したマスクから空気を送りこむことによって、ある一定の圧力を気道にかける。 その風圧により喉の中にスペースが確保され、やわらかい組織を強制的に押し開く事で鼻でスムースに呼吸をすることを助ける装置です。

現在私が使っている装置はこれ
「フクダ電子」さんという会社からレンタルをしています。
これ以外にもCPAPの装置はいろいろな会社から出されているので、お医者さんによっては違う機械を勧められる事もあると思います。
まあ大体は同じような動作をするはずなので、「これから使ってみようかな?」って人は是非参考にしてください。


装着するとこんな感じ
ちょっとガスマスクみたいな、
いや、あの人の方が近いかも。。。。


ダースベイダー卿だ!

ダースベイダーはオビ=ワン・ケノービとの決闘で全身に火傷を負い
サイボーグ化されたため生命維持装置と連動したマスクを装着しているが、
SAS患者にとってのCPAPも同じように「無呼吸」状態を防ぐ一種の生命維持装置とも言えるのかも。



このCPAP、ダースベイダーのマスクに劣らず、とっても優れた機械です。

まずは装着すると私の呼吸を感知して勝手に動作を始める。
そして、装置を外してしばらくすると、それも感知して勝手に止まるようになっている。
鼻に装着している時は音はそうしないのですが、一旦外すと結構な音がします。 だから夜中にトイレに行く時に外したら勝手に止まってくれるのは、
同じ寝室に寝ている家族にも優しいはず。

ちなみにこの機械は毎日、通信で病院にデータまで送ってくれるらしい。
(次回の外来時にそのデータを見せてもらおうっと)

若干違和感を感じているのは寝返りがうちづらい。



頭についているバンドが気になるのと、横を向いて寝ると鼻に付けている箇所が若干ずれて空気の漏れる音とその風で目が覚めてしまうことも。

まあ、慣れだと思うけどね。

もう一つ気になる点がある。
鼻から空気が自動的に入ってくるのだが、間違って口を開けると物凄い勢いで
口から出てしまう。
まるでゴジラが火を吐く勢いで。。。

普通、鼻から息を吸って口から吐く事もあるのだが、その時は鼻から吸って一旦、吸うのを止めてから口から息を吐く。
CPAPは、ず~っと空気が鼻から入ってくるので一旦吸うのを止めるという動作が出来ないためだと思う。

従ってCPAPを装着している時はオール鼻呼吸で。
さらには、口を開けてはいけない。
(だっていきなり口から「シュー―!」って空気が出てくるからね)

そのために私は「口テープ」なる物を購入し、就寝時には使用しています。

これ結構優れもの。 

「こんなテープ、夜中に勝手に取れちゃうよ」って思っていたけど、案外強力で大抵が朝までバッチリ口を止めています。

CPAPを無意識に外すことはあってもこの口テープを外す事は滅多にありません。 このテープだけでも口呼吸でなく鼻呼吸を促すため”いびき”や”無呼吸”を
予防するには効果があるかもしれませんね。


このお話はYoutubeでも



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