赤峰和彦の 『 日本と国際社会の真相 』

すでに生起して戻ることのできない変化、重大な影響力をもつ変化でありながら一般には認識されていない変化について分析します。

ハイテク戦に敗北する中国、その理由

2024-05-01 00:00:00 | 政治見解



ハイテク戦に敗北する中国、その理由 :240501情報


中国は人口が多いだけあって、頭の良い人も大勢います。中国に行けば近代的な建物も多く、高速鉄道の長さは世界一を誇ります。タクシーでも屋台でもキャッシュレス決済が可能で、まさに先進国という中国ですが、「それでもハイテク戦では 中国は勝てないでしょう」と台湾独立運動家は言います。一体その理由はどこにあるのでしょうか? 台湾独立運動家に解説していただきました。


■ 中国はハイテク戦に弱い?

巨大ハイテク企業を沢山持っている中国ですが、実は中国3,000年の歴史の中で、工業革命時の発動機、電力、飛行機、インターネット、量子化学、どの分野を見ても世界に貢献するような大発明は何一つありません。

ノーベル賞受賞者を見ても一目瞭然です。化学分野での受賞者は中国ではたった1人だけ。同じアジア人である日本は25人受賞しています。ノーベル賞は、0から1を生産する能力が評価されるわけですが、中国は自分で新しい技術を生み出すことはできないのです。

いったいどういうことでしょうか?

その理由は大きく2つあります。それは、中国人文化ならではの「文化的理由」と現在の中国共産党一党体制による「体制的理由」です。


■ ハイテク戦に弱い文化的理由

文化的理由としては大きく3つ挙げられます。

1. 技術の蓄積ができない

新しい技術を開発しても、人に渡すことを嫌います。基本は家族や一族のみで共有し、もし渡すとしても一部を隠した状態で渡します。しかし技術というのは改良を積み重ねることで新しい技術が生まれるものです。他人を信用しない中国では技術を蓄積することができません。

2.盗みの文化

中国といえばコピーが得意なイメージがあるのではないでしょうか? まさに、自分で開発するより盗んだ方が速いという発想です。しかし、カンニングしてばかりでは学力はつかないのは当然です。

3.中国人はチームワークができない

中国人は自分が一番ですから個人プレーは得意ですが、チームのために行動したり、役割分担などの協力プレーは苦手なのです。


■ ハイテク戦に弱い体制的理由

体制的理由もいくつか挙げられますが、習近平思想に基づいて研究・開発をしなければならないというのが1番の理由でしょう。

自分が研究したいことではなく習近平の指示に従った研究しか行なうことができません。また、学問や知識よりも中国共産党に対する忠誠心が重視されます。上司から見て忠誠心が感じられなければ研究費はもらえません。

そして最近では、先生より学生の方が偉いのが中国です。どういうことかと言うと、教育や研究の現場では、学生が先生を監視しているのです。そのため、本当の知識の伝達ができません。

さらに、中国は法治国家ではありません。特許制度や裁判所があっても、権利が侵害された場合は政治力がある人が勝つのです。つまり、自分の研究成果は保証されないということです。

中国には技術発展の下地がありません。他人と協力しようとする文化も存在していません。おそらくこれからもないでしょう。

中国のハイテク戦は必ず敗北するということです。




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