★東京国立博物館 サイト
『正倉院の世界-皇室がまもり伝えた美-』 ※11月24日(日)まで 公式サイト
今年は新天皇のご即位記念ということで、東京でも正倉院宝物が見物できる。
しかも、かなりの豪華版。
ということで、迷った挙げ句に前売り券は東京と奈良のセット券にした。
(東京の前後期&奈良というトリプルセットはなかったので)
東京は前後期でけっこうな展示替えがあるため、どちらに行こうかと。
こちらは迷うことなく「後期!」と決めていた。
なぜならば、観たかったのは黄熟香(おうじゅくこう)、つまり蘭奢待(らんじゃたい)と白瑠璃碗だったから。
黄熟香は通期展示だったので、後期展示の白瑠璃碗に合わせて、ということで。
さて、当初は11月16日(土)の午前中に行こうかなと。(日曜の混雑を避けるために)
しかし、JR山手線の工事で始発から上野-品川間が運休だったため、交通機関の混雑を避け断念。
昨日、日曜だというのに朝7時に自宅を出て上野に向かった。
せっかくの機会なので、わざわざ迂回(?)して、山手線の新線路に乗ってみた。
高輪ゲートウェイ駅は来春の開業。
そんなわけで8:30前後にトーハクの正門前に到着。
すでに待ち行列は出来ていたが、まだ50人程度。
私が並び始めて数分した後から、どんどん列が長くなっていった。
そういった影響で、本来9:30開館のところを30分繰り上げて9時開館。
入館して、「館内はどこから観ていただいても構いません~」の案内もあったし、
ひたすら奥へ奥へと小走りに。
案内係、もしくは警備員のおっちゃんに「らんじゃたいは~?」と聞き、
第1会場の2番目の部屋にあった蘭奢待前に到達。
おっ、でかい! 信長さんや義政さん、けっこーザックリ切り取ったなぁ。
明治天皇も!? でも、遠慮気味。
振り返ると沈香の香木も展示してあって、あれ? こんなにあったっけ?
違う違う。トーハクの所蔵品を比較もしくは参考のために展示してあった。
第2会場へ。
いきなり、ボロンボロンと琵琶の音色。ふとみれば、美しい琵琶が。
しばし、見物して、「この音色は模写した琵琶で弾いているんだろうなぁ」と思いつつ、
奥にあった古めかしい琵琶も見物。
しばし考えて気がつく。「あ、手前のが模写琵琶だ」。
もう、紛らわしい。
そして、その先の部屋にあった白瑠璃碗のもとへ。
そうそう、この輝き、透明さ。なんと、きれいなこと。
と、少し離れたところにもう一つ、瑠璃碗が。でも、割れを継いだ後がある上にくすんでる。
「あの、正倉院に2碗あったんですか?」と近くにいた案内係の人に尋ねた。
「いえ、そちらは当館が所蔵してあるものを比較のために展示しております」
もう! 紛らわしい!
あ、でも、このくすみ瑠璃碗は確かに東洋館で観たことがある。
その時は「正倉院宝物と同じものだ」と思ったが、実際に並べて観ると、全然違う!
てか、土に埋もれてしまうとガラス成分が溶け出して、ガラス本来の輝きがこんなにも薄れてしまうのだ。
ということがよくわかった。
そういう点においても、白瑠璃碗の貴重さがよくわかる。
ほかには水色の絨毯のような敷物がよかったね。
観たいものを観て満足して第一会場に戻ったら、もう人だかりがすごい。
ということで、さっさとグッズ売り場に行って、記念品を購入して、撤収。
Wクリアファイルとチケットホルダーと絵はがき2枚買っただけなのに、1504円。
高いなぁと思ったら、絵はがきが1枚165円もした。←後からレシート見て愕然。
平成館の外は入場規制がかかり、60待ち。
正倉院展は朝駆けに限り。
さて、入館前に係員の人が「応挙茶会の整理券がほしい人は9時半に総合受付へ~」と叫んでいた。
へぇ~。そんなものがあるんだと9時半に正面玄関に行ったら、残り2枚!(15枚×2)
で、もらった。
もらったはいいけど、受付時間が12:55。
げっ、あと3時間半。
さぁ、どうする~
次回へ続く~
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