灯【NEW】

秋里とあかりままんの部屋。

夢の中なる夢なれや・・・・。

2013-03-30 04:04:53 | ままん

年々に人こそ舊りてなき世なれ
 色も香もかはらぬ宿の花ざかり
          かはらぬ宿の花ざかり
たれ見はやさんとばかりに
      また廻りきて小車の 我とうき世に有明の
          つきぬや恨みなるらむ
よしそれとても春の夜の
      夢の中なる夢なれや
          夢の中なる夢なれや

  閑吟集   十三番


「藍染さん、今晩わ。」
桜の花闇で鬼に囚われる。
「綺麗っすね、花・・・。」
鬼は柔らかく微笑って瞳を覗き込む。
「貴方も花みたいっす。」
「男相手に口にする褒め言葉では有りませんね、それは・・・。」
「相変わらず手厳しいっすね。」
少し困った振りをして、その癖指に力を僅かに入れる。
「桜の木の下には鬼が住まうと云うのは本当ですね。」
「鬼?何処に?。」
「今、私の眼の前に・・・。」

今宵満開の桜花。
その花影で鬼に囚われ散華する。
恋情に身を任せ、切なく甘く・・・・・。


浦×藍 過去編捏造小話。
この季節になると一度は書いちゃう桜ネタ
いいですね、桜。
日本人で良かった良かった


以下、コメント御礼。



ぱふぇすとりーむ様
コメントを有り難うございます。
あほ絵はどちらかというと相方の秋里の得意分野なんですが、あたいの下手あほ絵に喜んで下さって大変恐縮しております。
精進いたします。
又遊びにきてくださいね。
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