愛と情熱の革命戦記

猫々左翼の闘争日誌

日本型ファシズムをこれ以上台頭させてはいけない!

2011年11月26日 22時53分10秒 | 地方政治



 現在、大阪では民主主義を擁護するのか独裁政治を許すのかということが問われています。

 大阪市政において日本共産党はかねてから与党であり現職の平松氏とは立場が違います。現在戦われている大阪市長選挙において現職の平松氏が当選しても大阪市において日本共産党は与党にはなりません。

 つまり、日本共産党は政策以前に独裁政治を許さないという一点だけで大阪市長選挙で平松氏を自主的支援をしております。これは、大阪版の「反ファシズム統一戦線」です。橋下徹氏はツイッターで「翼賛体制」と難癖をつけておりますが、これは根拠のない言いがかりです。この中には、論理のすり替えとごまかしがちりばめられています。

 例えば橋下氏のツイート
http://twitter.com/t_ishin/status/134268374539698176
では、政党について「政党とは政策を掲げてそれを実現する集団だ。政治理念が違うから政党として別れるはずである」として次には「自民党、民主党、共産党は理念も何もなく、ただただ今の大阪市役所体制を守りたいだけ」と続きます。これにはすり替えと見え透いた嘘が入っています。自民党、民主党、日本共産党が合同したという事実は、ありません。ところが、橋下氏は自民党、民主党、日本共産党を一緒くたにしています。現在、大阪市政の問題で現地の自民党、民主党、日本共産党は、政治的立場、地方政治のビジョンの違いがお互いに存在しており対立関係が存在していることをわきまえた上で、独裁政治を許さないというお互いに最優先するべき事項について力を合わせているわけです。

 嘘と論理のすり替えをちりばめて人民を欺瞞するのは、ファシストの特徴です。

 歴代政権の失政の累積がもたらした閉塞感が日本型ファシズムを台頭させています。このことの現れとしていえるのが東京都の石原慎太郎氏、大阪府の橋下徹氏です。強権的に処分をちらつかせて公教育の現場に政治介入を策動していくのは、石原慎太郎氏、橋下徹氏、両名の共通点です。

 日本国憲法における自由と民主主義の原則を保持するために、地方政治をはじめとして様々なところで頭をもたげるファシズムを思想信条、政党支持などを超えて葬り去ることは、日本における全国民(人民)共通の課題です。


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