記事のアップが遅れてしまいましたが、2014年も例年通りに5月1日に東京・代々木公園で第85回中央メーデーがありました。もちろん、私も行事へ参加しました。
今回の中央メーデーは、消費税増税強行、特定秘密保護法強行制定、解釈改憲(無血クーデターに近い)、集団的自衛権行使への策動など、自公・安倍極右政権に対しての労働者階級の団結の連帯による反撃の狼煙(のろし)を上げる意味合いを持っています。国民の、労働者階級をはじめとした勤労者各層の団結と連帯によって政権に対する社会的反撃を強めて憲法の平和と民主主義の理念をいかす時です。
私は、日本国民救援会の立場を持ちながらメーデへ参加しました。日本国民救援会は、日本国憲法と世界人権宣言を指針にしながら基本的人権の擁護をすすめる人権団体です。働く人々のために憲法の民主主義をいかすことが大切だから、労働組合とは違う性質を持っている日本国民救援会がメーデーへ連帯しているのです。人権関係では幟の画像を見てお分かりの通り、日本国民救援会は袴田事件を支援して袴田巌さんの無罪を勝ち取るための活動をしています。
このように、日本国民救援会は、メーデーという労働者の祭典を祝い、連帯しています。労働関係では、日本国民救援会はかつて三菱樹脂事件で高野さんを支援していました。現在の労働関係では日本航空の不当解雇撤回争議団を日本国民救援会は支援しています。不当逮捕など弾圧事件や冤罪など公安関係が絡んでくる以外の民事においても日本国民救援会は働く人々の人権擁護のために活動をしています。こうして考えると日本国民救援会は紛れもなく労働者階級のための組織です。
メーデー前日まで天候不順に見舞われていたので大丈夫か心配でしたが、幸いな事に雨が止んでメーデーを晴天の中で迎えることができました。
政党では、日本共産党が第85回中央メーデーに連帯していました。上の二つの写真は、日本共産党中央委員会本部前を通りかかった時に写したものです。
今の国会の政党状況を前提とすれば、自公・安倍極右政権に対して最も明確な対決姿勢を勤労者各層の立場で持っているのは、日本共産党です。自民党や公明党が政権に返り咲く前の政権党をしていた民主党は、自民党的になって政権を手放すことになって、このことへの真摯な総括と反省を欠いています。また、みんなの党も渡辺前代表が不明瞭な8億円を受け取って党の代表者を辞任するに追い込まれていきました。政治と金の問題、政策路線の基本的立場のことにおいて最も自民党と対極にあるのが日本共産党です。現実の政党間の力関係では、自共対決を鮮やかに言うには、もっと力をつける必要があります。
日本の社会の貧困と格差の拡大を止めること、ブラック企業を野放しにしないこと、消費税増税に反対していくこと、原発再稼働を阻止して原発ゼロの日本を実現することなど人々の暮らしやすい社会をつくるためには労働組合をはじめとして勤労者各層の団体どうしの連携と日本共産党のような働く人々の立場に立っている日本共産党との協力・共同を強めることが大切です。
自公・安倍極右政権の悪政に「ノー!」の声を突きつけて、来年の一斉地方選挙で自民党や公明党を敗北へ追い込んでいくことが国政を変えていくための世論と運動の形成をすすめるために大切です。
悪政に対する社会的反撃で日本の政治の根本的転換を勝ち取るための第一歩を第85回中央メーデーを機会に強めていきましょう。
第85回中央メーデー万歳!